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  <title>Short Story</title>
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  <description>短文・小ネタ</description>
  <lastBuildDate>Fri, 17 Feb 2012 18:58:08 GMT</lastBuildDate>
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    <item>
    <title>忍ミュ小話【ネタバレ注意】（竹くく）</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
※【ネタバレ注意】元ネタは忍ミュ第三弾<br />
※所々捏造してます<br />
※竹谷視点<br />
<br />
<br />
<br /><a href="https://ss5.ko-me.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E5%BF%8D%E3%83%9F%E3%83%A5%E5%B0%8F%E8%A9%B1%E3%80%90%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%AC%E6%B3%A8%E6%84%8F%E3%80%91%EF%BC%88%E7%AB%B9%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89" target="_blank">本文へ→</a>]]>
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    <category>未選択</category>
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    <pubDate>Fri, 17 Feb 2012 18:58:08 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>五年生の下半身事情（鉢雷鉢・竹くく）</title>
    <description>
    <![CDATA[※6/12五忍囃子 無配本<br />
※途中から鉢屋編・久々知編に分岐します。<br />
※鉢屋は仮性、兵助は真性包茎で、どちらも小さい設定です。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
五年生の下半身事情<br />
<br />
<br />
<br />
念願叶って雷蔵と恋人関係になり、有り難くも身体を重ねるようになった。<br />
幸せに満ちていた三郎のはずだが、どうしても解消されない悩みがあった。<br />
<br />
<br />
<br />
「はぁ…」<br />
<br />
夕食も済み、三郎は一人湯船に浸かりながら、溜め息をこぼす。<br />
湯気が立ち込める浴室に、三郎の深い吐息は消えていった。<br />
<br />
付き合ったからには恋人に尽くし、その人のためなら何でもしてやりたい。<br />
最大限に楽しませて喜ばせて、笑った顔が見たい。<br />
それがずっと恋焦がれていた雷蔵なら尚のこと。<br />
しかし日常生活ならともかく、夜の生活になると三郎の思い通りにはいかなかった。<br />
<br />
もともと何事も習得が早く、容量の良い三郎にとって、セックスにおけるテクの上達はお手のものだった。<br />
房中術の授業もい組を差し置いてトップの成績をとり、それはいま雷蔵に対しても存分に発揮されている。<br />
雷蔵も自分の愛撫に対して、とても感じてくれている。<br />
だが、挿入時における問題はどうにもならなかった。<br />
いくら雷蔵を前戯で気持ち良くさせようとも、いざ身を繋げるとき雷蔵のなかを目一杯自分で満たせない、自身の性器の大きさに三郎はコンプレックスを抱いていた。<br />
雷蔵は「充分気持ち良いよ」と言ってくれたけども、どうせならもっと大きい方が気持ち良いに決まっている。<br />
雷蔵を満足させれてない気がして、三郎は頭を抱えていた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「どうしたんだよ三郎。珍しく憂鬱そうじゃん」<br />
<br />
ガラッと檜の扉を開けて、同じクラスの竹谷八左ヱ門が浴室に入ってくる。<br />
湯船につかって深妙な表情を浮かべる三郎に、明日雪でも降んなきゃいいけど、と竹谷は付け足した。<br />
<br />
「まぁなー。それが…ッ！！」<br />
<br />
竹谷の下肢を見て、三郎が言葉をつまらせる。<br />
タオルを腰に巻いているのに、タオルの下からひょっこりと竹谷の自身の先端がはみ出ていた。<br />
<br />
（そうだこいつ巨恨なんだった…ッ）<br />
<br />
通常時でも太くて大きいものをぶら下げてる竹谷に、タオル巻いている意味ねぇじゃんよッ、と三郎が悔しくて拳を握りしめる。<br />
<br />
「お前に私の気持ちが分かってたまるかッ」<br />
「なんだよ人が親切に聞いてやってんのに」<br />
「三郎なにか悩み事？僕で良かったら相談のるよ」<br />
「雷蔵…っ」<br />
<br />
(可愛いッ)<br />
<br />
首を少し傾げて覗きこんできた雷蔵に、三郎はきゅんとなる。<br />
一緒に入っていい？と言われて、三郎は喜んで隣を空けた。<br />
<br />
（こんなに可愛いのになんで私より大きいのだろう…）<br />
<br />
竹谷とまではいかないが、雷蔵のものも中々の逸物である。<br />
そもそも完全に剥けていない自分と比べるのもおこがましいことではあるが。<br />
<br />
（雷蔵のものが私より大きくて悩んでるなんて言えない…）<br />
<br />
三郎はちらりと湯船のなかの雷蔵のものを見る。<br />
タオルに隠されていてはっきりと大きさの判別はできなかったが、床のなかで見た、自分よりも一回り大きい雷蔵の性器が思い出されて、三郎はうっすらと目を細めた。<br />
<br />
<br />
「あー疲れた～。やっとお風呂入れるよー」<br />
<br />
次に扉を開けてやってきたのはい組の尾浜勘右衛門だった。<br />
い組とは授業内容が異なることもあり、入浴の時間が被ることは珍しい。<br />
うっすらと泥や木屑がついているところをみると、実習が終わって即効やって来たのだろう。<br />
<br />
「おー、い組帰ってきたのか」<br />
「うん。実習終わって汗だくだよ。まだ夕飯も食べてないけど、とりあえずひとっ風呂浴びようと思って」<br />
<br />
汚れた頬を拭い、「ずっとお風呂入ること考えててさー」と勘右衛門がお湯を桶にたっぷりと汲む。 <br />
頭からバシャッとお湯を被り、気持ち良さそうに水分を振り払った。<br />
<br />
（くそっ、勘右衛門も結構おっきいな)<br />
<br />
湯船から勘右衛門をじっと眺めていた三郎は、勘右衛門についているものへ嫉妬心を露にする。<br />
そもそも勘右衛門はブツ以前に気に喰わないことがあった。<br />
<br />
「つーかお前ッ、腰にタオルくらい巻けよ！」<br />
「えー別にいいじゃん。隠すほどのものでもないし」<br />
「マナーだよマナー！」<br />
<br />
苛々が重なっていた三郎は声をあげて、勘右衛門に注意する。<br />
コンプレックスがないからって堂々としやがって…ッ、と三郎は悔しくて親指を噛んだ。<br />
<br />
<br />
「なに騒いでるの」<br />
<br />
（いた…！！私より小さいやつが！！)<br />
<br />
長い黒髪を高い位置で束ね上げて、やってきたのは学年一と名高い優等生。<br />
色白く細い兵助の身体つきに、三郎は心のなかでガッツポーズをした。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「五人一緒だとさすがに狭いな」<br />
「だね。でも旅行みたいで楽しいよ」<br />
「たまにはいいよねー」<br />
<br />
のほほんと会話をしている雷蔵や勘右衛門をよそに、三郎はある使命に燃えていた。<br />
<br />
（確認しなければ…）<br />
<br />
タオルに包まれて秘められている兵助の性器の大きさは、未だ分からずにいた。<br />
湯船に浸かった兵助に、三郎の目が光る。<br />
お湯のなかで揺れる兵助の性器へ、三郎は下から手を差し挿れた。<br />
<br />
「ひゃぁっ！！」<br />
「兵助？」<br />
「い、いま…ッ」<br />
「いま？」<br />
「ッ…竹谷だろ！場所をわきまえろよなッ！」<br />
「えっ？なにがだよ？！」<br />
「とぼけんな！変態っ」<br />
「おれ兵助に何かしたか？！」<br />
<br />
<br />
（よし、兵助は小さいな）<br />
<br />
きゅっと片手で握り込んで収まるサイズに、三郎は内心ほっとする。<br />
兵助が自分とあまり変わらないことが分かったが、もう一つ三郎には確かめなければいけないことがあった。<br />
隣にいた竹谷に怒りをぶつける兵助に、今度は横から三郎は手を伸ばした。<br />
<br />
「やあっ…ッ！！」<br />
<br />
三郎は目にもとまらぬ神業で、素早く兵助の性器を指で撫であげる。<br />
先端まですっぽりと被った皮と、引っ張っても下に落ちないことを確認した。<br />
<br />
（なんだ兵助は真性か）<br />
<br />
勝った、と三郎は満足して手を引っ込める。<br />
自分も常時剥けてない状態ではあるが、剥こうと思えば自分ですぐに剥ける。<br />
完全に皮がくっついている兵助よりはマシだと、小さすぎる争いではあるが嬉しくなった。<br />
<br />
<br />
「あれ、三郎もう出るの」<br />
「ああ。やっぱり五人は狭いしな」<br />
<br />
目的を達し、三郎は一人先に湯船を出る。<br />
後ろでとばっちりを受けた竹谷が兵助にきつく責められていたが、見ぬふりをして風呂場を後にした。<br />
<br />
「ッ竹谷～、人が気にしてることを…ッ」<br />
「なんだよ、意味わかんねぇよっ！」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
◆鉢屋三郎の場合<br />
<br />
<br />
「はぁ…」<br />
<br />
兵助よりかは多少ましなことは分かったが、それは根本的な解決になっていない。<br />
雷蔵よりも粗末なことには変わりはなく、三郎は今日何度目か分からない溜息をついた。<br />
<br />
「どうしたの、三郎。さっきから元気ないよ」<br />
「酷だなと思って」<br />
「え？」<br />
<br />
こればっかりは生まれもったものだからどうしようもない。<br />
いくら自分が変装の名人で姿を誰にでも変えることができようとも、下肢までは変えることはできない。<br />
大好きな雷蔵を気持ちよくさせてあげたいのに、叶わない願いに、三郎はがっくりと肩を落とした。<br />
<br />
「そんなうじうじしてるの、三郎らしくないよ」<br />
元気のない三郎に、雷蔵は少しでも気分をあげて欲しくて、横から三郎を抱き締める。<br />
胸のなかに包み込んだ三郎に唇を落そうと、雷蔵は顔を寄せた。<br />
「いや…だ…ッ」<br />
思わずバシっと雷蔵を振り払ってしまい、三郎ははっとなる。<br />
雷蔵はまさか三郎に拒絶をされるとは思ってもおらず、驚いて三郎を見た。<br />
「三…郎？」<br />
「っあ、ご、ごめん…っ」<br />
せっかく雷蔵からきてくれているというのに、今日は乗り気になれなかった。<br />
さらにしゅんとなった三郎に、雷蔵も顔を曇らせる。<br />
「僕に触れられるの厭になったの…？」<br />
「ち、違うっ、そうじゃなくて……」<br />
「じゃなくて？」<br />
「…雷蔵と触れ合って、えっちして、すごく幸せなことなのに…。でも…辛くもあるんだ」<br />
「なんでよ、三郎。三郎に辛い想いなんてさせたくない。僕でできることならなんでもするよ」<br />
「らいぞぉっ…」<br />
「で、なにをそんなに悩んでるの？」<br />
「その…っ…雷蔵のよりも小さいから…、私のもの…」<br />
それに剥けてないし、と消えそうな声で三郎は付け足す。<br />
「雷蔵を満足させてあげられない…ッ」<br />
「なんだそんなこと気にしてたの」<br />
「ッ…なんだじゃないだろ！雷蔵は大きいから私の気持ちなんて分からないさッ」<br />
「もしかしてずっと様子がおかしかったのもそのせい？」<br />
「雷蔵に挿れても私のじゃ気持ちよくできないかもって…っ、雷蔵のこと悦ばせたいのに…」<br />
「三郎の気持ち良いよって前も言ったじゃない。三郎が入ってくるとね、幸せいっぱいな気持ちで満たされるんだ」<br />
「らい…ぞう…っ」<br />
「なんて恥ずかしいね」<br />
ふふ、と照れ笑いする雷蔵に、三郎は胸が締めつけられる    。<br />
自分には勿体ないほどの優しい恋人が愛しくて仕方がなかった。<br />
「でも気にしてるならいい方法あるよ。僕もね、逆でもいいんじゃないかってちょっと思ってたんだ」<br />
<br />
<br />
「んんっ、ぁっ…ら、らいぞッ…」<br />
「なに？」<br />
「なん…で、こんな体制に…っ」<br />
「だってほぐさなきゃ挿らないでしょ」<br />
三郎は四つん這いで双丘を突きだすかたちで、雷蔵に秘部を舐められていた。<br />
顔から火が出そうなほど恥ずかしい格好に、三郎は腕のなかに朱を帯びた顔をうずめる。<br />
「ひぅッ…あっ…ぁん…っ、んッ…」<br />
雷蔵の舌がなかに入り込み、三郎の内壁を舐め上げる。<br />
湿った唾液の感触が、体内に流れこんできて、三郎はぞくんと背筋を震わせた。<br />
「い、い…っ、あぅッ…、しなくてっ、いいから…ッ」<br />
「三郎だっていつもしてくれるじゃない」<br />
雷蔵の可愛い顔が自分の双丘にぴたりとついて、秘部を舐められているのかと思うと、陶酔的な情景に眩暈がしてくる。<br />
しかも自分が後ろを弄られることになろうとは露にも思ってもおらず、更に三郎をまいらせた。<br />
それでも他ならぬ雷蔵にされているということが、三郎の身体をどんどん昂ぶらせ熱くさせていった。<br />
「はぁっ…あっ…ぁあッ、あっ…」<br />
「三郎のここひくついてる」<br />
これだったらすんなり挿りそうだね、と雷蔵は満足そうに三郎の秘孔を指で突つく。<br />
息づく後孔は、自然と雷蔵の指をなかに取り込んだ。<br />
「んっ…んんッ…はぁっ…ぁっ…」<br />
体内に異物を感じて、ぴくりと僅かに三郎の眉が顰められる。<br />
ぐりっと雷蔵の指がなかで動かされて、そのまま注挿が早められた。<br />
「ゃっ…ぁっあッ、らいっ…ぞぉ…ッ」<br />
括約筋をほぐすように、雷蔵の指が三郎の秘部をぐちゅぐちゅと弄っていく。<br />
擦られたところからジンジンと熱が疼いてきて、自分の声と思えないほど甘ったるい声を三郎は零した。<br />
「ひゃんっ、あっあ…ッ、はぁっ…ぁ…ッ」<br />
「三郎、前も熱くなってる」<br />
嬉しそうに、雷蔵が三郎のものに触れる。<br />
完全に屹立した三郎の自身は、包み込んでいたものの中から淡い性器が曝け出されていた。<br />
「ひゃあっ…ッ、あっ、あぁッ、や…っっ」<br />
「僕、三郎のこれ好きだよ。綺麗な色だし、それに…」<br />
すごく感じやすいよね、と剥きだしになった三郎の性器を扱き上げる。<br />
「ああぁッ、あっ、やぁっ…あッ…！」<br />
剥けたばかりで余計に敏感になっているところへ刺激が加わり、三郎はびくびくと身体を跳ねさせる。<br />
薄い皮膚が雷蔵の指の腹で擦られて、三郎は全神経を麻痺させる快感に凌駕された。<br />
「ひぁっっ、ぁッ、あっ…やぁっ、らいぞぉっ…」<br />
雷蔵はばっくりと開いた三郎の先端を、人差し指でくちゅくちゅと撫でまわす。<br />
普段外気に触れることのない箇所は弱く、そこをいじられてはひとたまりもない。<br />
三郎は身体を支えていた腕に力が入らず、ガクッと畳に肩を打ちつけた。<br />
「あっ…はぁっ、やっ…あっあ…ッ」<br />
半透明な液体が三郎の割れ目から糸をひき、雷蔵の手を汚していく。<br />
柔らかかった亀頭もピンと張りつめて固さを持ち、赤く熟れていた。<br />
「ゃああっ、あっ、あ…っ、らいっ…ぞぉッ…」<br />
三郎の身体がぴくぴくと震え、細い喉を張り反らす。<br />
それは三郎が達くときの予兆であり、雷蔵は三郎自身を弄っていた手を止めた。<br />
<br />
「三郎、待って。今日は僕で達って欲しいな」<br />
<br />
雷蔵は同じく昂ぶった自身を取り出すと、三郎の秘部にぴたりと押しあてる。<br />
雷蔵の熱さを後孔に感じて、三郎が小さく声を上げた。<br />
三郎挿れるよ、と雷蔵が言ったのと同時に、雷蔵の欲望が三郎のなかへと突き挿れられた。<br />
<br />
「ああぁっ！！いッッ、ひっ…あぁっあッ！」<br />
<br />
初めて感じる強い圧迫感に、三郎は掌を固く握りしめて、挿入の衝撃に耐える。<br />
内臓を押し上げるように、腰に重く鈍く響いてくる感覚。<br />
三郎は畳に頬をぴたりとつけて、苦しそうに震わせた喉から吐息をこぼした。<br />
「そんなに握りしめたら血でちゃうよ、三郎」<br />
三郎がきつく爪を食いこませていることに気づき、雷蔵が三郎の掌を開く。<br />
赤くなった三郎の掌の上に、自分の掌をそっと重ねた。<br />
「ひぅっ…あぁッ…あっ、らい…ぞぉ…っ」<br />
雷蔵の優しい仕草に、三郎は生理的に潤んでいた瞳をゆっくりと開き雷蔵を見る。<br />
自分と繋がって、同じく熱い吐息をついている雷蔵に、三郎は痛みも吹き飛ばす愛しい想いが溢れてきた。<br />
「らいぞぉっ…らいぞ…ッ、らい…っ…」<br />
「うん。いま三郎のなかに入ってるんだよ」<br />
甘ったるい声で自分の名を何度も呼ぶ三郎に、雷蔵もうっとりと恍惚の表情を浮かべる。<br />
「三郎、動くよ」<br />
「ひゃぁあっ、あっ…ぁんッ、んんッ…！」<br />
三郎の細い腰を掴み、ずちゅずちゅと雷蔵が腰を打ち付け始める。<br />
奥まで性器を突き挿れて自身を貫いてくる雷蔵に、三郎はふるりと背中をしならせた。<br />
「あっ…はぁっっ、あぁッ、あっ…らいっ…ぞぉッ…」<br />
「ッ…あぅっ…、三郎、締めつけすぎだって」<br />
体内にはっきりと雷蔵の分身が刻まれて、三郎はぎゅっと自然にそれを締めつける。<br />
三郎が自身をきつく包み込んできて、思わず声を漏らした雷蔵は苦笑した。<br />
「ひぁっ、あっ…あぅっ、あぁッ…あっ…！」<br />
上から突き刺すように、激しく雷蔵の性器が三郎を攻めたてる。<br />
雷蔵を全身めいっぱいに感じて、三郎はびくびくと身体を弛緩させた。<br />
「はぁっぁっ、らいぞぉっ、もっ…ッ、いっちゃうっっ…」<br />
「ん…っ、いいよ、僕ももう出そう…ッ」<br />
雷蔵を見上げて口吸いを強請ってきた三郎に、雷蔵は口づけをひとつ落してやる。<br />
抱え込んだ三郎の腰を強く引き寄せて、いっそう深く三郎の身体を貫いた。<br />
びゅるぴゅるると最奥に注がれた熱い雷蔵の飛沫を感じ、三郎もまた溢れ出る想いの丈を吐き出した。<br />
<br />
 <br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「三郎、僕いままでで一番気持ち良かったかも」<br />
「はぁ…っ、は…ぁっ…らいぞぉっ…」<br />
<br />
にこにこと満足そうな雷蔵に、三郎は腰の痛みが引けなかったが、雷蔵に悦んでもらえて良かったと嬉しくなる。<br />
はぁはぁっ、とまだ落ち着かない息を吐きながら、三郎も雷蔵へ笑みを返した。<br />
<br />
<br />
「今度からは僕が三郎に挿れるね」<br />
<br />
雷蔵の口から恐ろしい言葉が聞こえた気がしたが、確認する気力もなく、三郎は夢のなかの世界へと落ちていった。<br />
<br />
<br />
<br />
鉢屋編・了<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br /><a href="https://ss5.ko-me.com/other/%E4%BA%94%E5%B9%B4%E7%94%9F%E3%81%AE%E4%B8%8B%E5%8D%8A%E8%BA%AB%E4%BA%8B%E6%83%85%EF%BC%88%E9%89%A2%E9%9B%B7%E9%89%A2%E3%83%BB%E7%AB%B9%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89" target="_blank">久々知兵助の場合</a>]]>
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    <category>other</category>
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    <pubDate>Tue, 14 Jun 2011 08:25:11 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>興味と本気（鉢くく）</title>
    <description>
    <![CDATA[※竹くく前提<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
始めはほんの好奇心からだった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
忍術学園の五年生ともなろうと、ある程度の忍務が課せられる。<br />
定期的に行われる実習のなか、ろ組は久しぶりに長期の実習を与えられていた。<br />
個々それぞれ課題は違うが、領域が被ることはある。<br />
なぜか竹谷と同じ城を張ることになった三郎は、戦況を探りながら竹谷の戯言を聞かされていた。<br />
<br />
「あー兵助、おれがいないと寂しがってるだろうなー」<br />
「それはないんじゃねぇの。兵助だろ」<br />
<br />
目の前で戦闘が繰り広げられているにも関わらず、惚気呆けている竹谷を鬱陶しく感じながら、三郎は愛想のない兵助を思い返す。<br />
堅物でさばさばした性格の兵助が竹谷に甘えている姿など想像ができない。<br />
好きな人は欲目で映るからな、と三郎は竹谷を正した。<br />
<br />
「三郎、兵助のこと分かってねぇな。兵助はああ見えて人一倍寂しがりやだし、甘えてくんだよ」<br />
「そうか？」<br />
「縋ってくる兵助とかまじ可愛いんだよなぁ」<br />
「ふーん」<br />
「ま、おれの前でしか見せねぇけど」<br />
「うぜぇ…」<br />
<br />
結局はのろけに落ち着く竹谷に、三郎はけっと吐き捨てる。<br />
兵助と付き合ってからというものの、竹谷は周りに花が散っているというかいつもこんな感じだった。<br />
兵助のどこがそんなにいいのだろう、と三郎は不思議で仕方がなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「よし、鉢屋は合格な」<br />
<br />
教師の口から、学園に戻って良しと告げられる。<br />
長期の実習だったが、たった一週間たらずで三郎は標題点をクリアした。<br />
今回夜営をすることも多く、それが何よりも耐えられなかった三郎はいつになく本気で忍務に挑んでいた。<br />
その結果、本来設けられた日数よりもはるかに短時間で課題を達し、クラスの誰よりも早く帰園が叶った。<br />
<br />
「ずっりーよ三郎ッ、一人だけ先に抜けやがって！」<br />
「実力の差だな。こんな実習長々とやってられるか。今回雷蔵とも離ればなれになってしまったし最悪すぎた」<br />
<br />
雷蔵に出た課題は隣の国での忍務だった。<br />
雷蔵もいなければ、草木に囲まれた原始的な生活を強いられる。<br />
こんな苦痛なことはさっさと終わらせて、学園に戻るに限った。<br />
<br />
「おれも早く終わらせて兵助に会いたいなー」<br />
「まぁせいぜい頑張れよ」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
忍術学園に着いたのは夜中だった。<br />
数日ぶりとはいえ、死線を巡ったあとに戻る学園は、いつでも懐かしく感じられる。<br />
当たり前だが、ろ組の長屋は灯り一つなくひっそりとしていた。<br />
その隣り、人の気配が感じられるい組の長屋に、三郎はこのあいだ竹谷が言っていたことを思い出した。<br />
<br />
『兵助、おれがいないと寂しがってるだろうな』<br />
<br />
<br />
「本当かよ、って感じだけど…」<br />
<br />
三郎のなかに悪戯心が芽生える。<br />
ちょっと兵助をからかってみたくなり、三郎は顔に掌をあてた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
その晩、兵助は明日のテストに備え、筆を滑らしていた。<br />
一度書けば大抵は覚えるものの、今日はまったく頭に入ってこなかった。<br />
<br />
（竹谷と会えなくなって、もう一週間か…）<br />
<br />
長期休暇でひと月近く会えないことはあったが、付き合ってからこんなに長く離れるのは初めてである。<br />
竹谷が傍にいなくなって、胸に穴がぽっかり空いたようだった。<br />
<br />
（竹谷、元気でやってるかな…）<br />
<br />
一ヶ月以上はかかる大がかりな実習だと言っていた。<br />
当然刃を交えることも多く、竹谷の安否が按じられる。<br />
心配していることも勿論だが、竹谷に会えないことも辛く、この状態がまだまだ続くと思うと、兵助は憂鬱になった。<br />
<br />
「一ヶ月か…長いな」<br />
<br />
いつからこんなにぬくもりがないことが寂しく感じられてしまったのだろう。<br />
竹谷の力強い腕に抱き締められたい。<br />
<br />
<br />
「会いたいよ…竹谷…」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「呼んだか？」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ぽつりと呟いた兵助に、返事がかえされる。<br />
幻聴かと耳を疑った兵助だったが、部屋の入り口に確かにいる愛しい姿に瞳が潤んできた。<br />
<br />
「なんで…っ、一ヶ月はかかるって言ってたのに…ッ」<br />
「兵助に会いたくて、早く片付けてきた」<br />
「竹谷っ！」<br />
<br />
（こんな常套句で兵助は引っ掛かるのか）<br />
<br />
心底嬉しそうに擦り寄ってくる兵助に、三郎は冷めた目で兵助を下す。<br />
これは思ったより楽しめそうだと、不敵な笑みを浮かべた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「悪いな、勉強中だったか」<br />
「ううん、全然いいんだ」<br />
兵助は竹谷に余計な気を使わせてはいけないと、机に広げていた教科書をささっと片付ける。<br />
部屋の中央に座る竹谷に、兵助は再び近寄ると、三郎が驚くことを口にした。<br />
「竹谷…口吸いして」<br />
少し頬を赤らめてお願いしてきた兵助に、三郎はブフッと吹き出しそうになる。<br />
<br />
（え、こいつ兵助だよな？！）<br />
<br />
接吻をねだる兵助に、三郎はもう一度兵助を見返した。<br />
三郎の腕を掴んで上目でじっと見つめてくる兵助は、毅然とした雰囲気はなく、生娘のように可愛らしい。<br />
バサバサの長い睫毛に縁取られた大きな瞳に、吸い込まれそうで、三郎は目線を反らした。<br />
「竹谷、してくれないの？」<br />
目線を外した三郎に、兵助が悲しそうに言う。<br />
ぷっくらとした桜色の唇がどうにも誘っていて、三郎は兵助の頭を引き寄せると口唇を重ねた。<br />
「んっ…んぅ…っ…んんッ…」<br />
小さな兵助の舌を絡めとって吸い上げる。<br />
ときおり三郎が甘噛みしてやると、兵助が色づいた吐息をこぼした。<br />
三郎は唾液も一緒に流し込み、兵助の口内を自分で満たしていく。<br />
熱く柔らかな兵助の口啌はそこに浸っているだけで酔わされそうで、翻弄されぬように口づけを重ねた。<br />
「はぁっ…ぁ…っ…、はぁっ…」<br />
充分に貪った口唇を解放すると、兵助がほんのり火照った表情で、嬉しそうにこっちを見つめてくる。<br />
三郎は兵助の身体に手を滑らすと、寝間着の上から兵助の乳首を探りあてて摘んだ。<br />
「あッ…ゃあっ…あぅっ…」<br />
きゅっと小さな突起が摘まれて、ぴくんと兵助の身体が揺れ動く。<br />
三郎の指がクリクリと兵助の乳首を潰すように捏ねまわしてきて、兵助はじんとした熱い疼きが広がっていった。<br />
三郎の首に腕をまわして、愛撫を受け入れる兵助に、三郎は思わず素に返った。<br />
「胸いじられて気持ち良いのかよ。女みてぇだな」<br />
「ぅっ…ゃぁっ…はぁっ、あ…ッ」<br />
布の上から兵助の胸を撫でて、三郎は固くしこった突起を確認する。<br />
もぞもぞと内腿を擦り合わす兵助の動きを、三郎は見逃さなかった。<br />
<br />
「なあ、兵助。もう身体熱くなってんじゃねぇの。見せてみろよ」<br />
<br />
兵助を離し、高圧的に三郎が告げる。<br />
いくら兵助が口吸いをねだってきても、感じやすい身体をしていても、自分から欲を曝け出すようなことはないだろうと思っていた。<br />
それほどまでに久々知兵助という人間は性という言葉から最も遠く、欲望とは無縁の存在であった。<br />
しかし素直にこくりと頷いて帯紐に手をかけた兵助に、三郎の概念は覆された。<br />
「兵助…」<br />
ぱさりと寝間着が肩をすべって畳に落ち、白い兵助の裸体が曝け出される。<br />
兵助の裸など風呂場で何度も見たことがあるはずなのに、なぜか淫猥に感じられて興奮を掻き立てられた。<br />
肌のように白い布に包まれた箇所は、すでに膨らんでいて布を押し上げている。<br />
秘められたその場所から目が離せなかった。<br />
「下…帯も、取れよ…」<br />
声が擦れてしまっているかもしれない。<br />
こちらから強要しておいて乱されているなどおこがましいが、あまりにも普段と違う兵助に、三郎は動揺せざるを得なかった。<br />
「ぅん……」<br />
さすがにこれは兵助も恥ずかしいようで、兵助はたどたどしく帯に手をかける。<br />
「なぁ兵助、そん中すげぇ濡れてんじゃねぇの」<br />
「ッ……」<br />
何重にも巻かれた下帯に、布越しでも染みができているのが分かる。<br />
ほとんど触れてもいないのに、会ったときから勃起していたのではないかと思うほど、兵助の中心は高揚していた。<br />
「だ…って…久々に竹谷と会えたんだもん…」<br />
当人が聞いたら嬉しくて発狂しそうなことを、さらりと兵助が言う。<br />
兵助は恥ずかしそうにゆっくりと下帯を解いていく。<br />
はらりと一本の布が畳に落とされたとき、三郎は息を飲んだ。<br />
<br />
「これでいいの？」<br />
「…っ…」<br />
<br />
顔を赤くした兵助が、包み隠さず三郎の前に生まれたままの姿を晒す。<br />
蝋燭の灯りに艶やかしい肢体がゆらめいて、いっそう妖艶さを増していた。<br />
中心で天を向く兵助の自身はすでに雫を流していて、いやらしく脈打っていた。<br />
<br />
「竹谷に…抱いてもらいたい…」<br />
<br />
恥じらいながらも、うっとりと淫靡に兵助が漏らす。<br />
そんな兵助は、五年間の付き合いで初めて目にするものであり、三郎は言葉を失った。<br />
<br />
「竹谷の言いつけ通り、一度も自分で処理してしてないよ……だから…」<br />
<br />
（目の前のこいつは―…）<br />
<br />
これまで見ていた久々知兵助とは別人のようだった。<br />
潔癖とさえ思わせる兵助はひとかけらもなく、傲慢に欲を追い求める。<br />
竹谷にしか見せていない本当の顔―。<br />
<br />
<br />
結い上げていた長い髪をはらりと解いて、兵助はとろけそうな表情で目の前の男を欲しがった。<br />
<br />
<br />
「…だから…早く竹谷のちょうだい…っ」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「ああッ、あっあ…っ、ひぁっっ…」<br />
夜の長屋に、肌がぶつかり合う音と兵助のなまめかしい嬌声がこだまする。<br />
兵助に腰を打ち付けると、もっとというようにきつく締めつけてきた。<br />
三郎は注挿を早めてそれに応え、兵助を深く突き上げる。<br />
「たけやっ、あぁっ…あっ…気持ちいいよぉッ、もっと…っきてぇ…っっ」<br />
竹谷を奥へ奥へと取り込むように、自ら大きく足を開いた兵助が三郎の身体を引き寄せて最奥へと誘う。<br />
綺麗に整えられていた黒髪も散らし、兵助は三郎の下で喘ぎ乱れた。<br />
「兵助…っ…」<br />
「はぁっぁッ、なかでっ…なかで出して…ッ、たけやで、いっぱいにしてよぉ…っ」<br />
今まで知らなかった級友の素顔。<br />
普段のストイックな兵助がこんな遊女へ豹変し、淫らな面を見せつけられては男はひとたまりもないだろう。<br />
「ッ…くそ…っ」<br />
ほんの遊び心で手を出しただけなのに、こちらが反対に喰われてしまっている。<br />
<br />
（こんなに煽られるとは思わなかったんだよ…ッ）<br />
<br />
「ひゃぁっ、あぁっ…たけっやぁ…ッ、すきっ…だいすき…ッッ」 <br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
竹谷が帰ってくるまであと何回、<br />
<br />
何回、兵助を抱けばこの疼きは静まるのだろう。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
やみそうにない熱に、三郎は手の打ちようが見つからなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
了<br />
]]>
    </description>
    <category>×くく</category>
    <link>https://ss5.ko-me.com/%C3%97%E3%81%8F%E3%81%8F/%E8%88%88%E5%91%B3%E3%81%A8%E6%9C%AC%E6%B0%97%EF%BC%88%E9%89%A2%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89</link>
    <pubDate>Wed, 02 Mar 2011 13:55:31 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>卒業ネタ（竹くく）</title>
    <description>
    <![CDATA[※非恋注意<br />
※兵助視点<br />
<br />
<br />
<br />
「卒業したら別れる」<br />
<br />
そう告げたときの竹谷の顔は今でもよく覚えている。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
元々他人にはあまり興味がなかった。<br />
竹谷に付き合おうと言われて、なぜ頷いてしまったのか分からないが、その時この人なら自分自身変われるだろうという希望があったからかもしれない。<br />
<br />
一緒にいて楽しさを覚えた。新しい発見だってたくさんできた。<br />
反面、愛しい故の辛さだったり悲しさも知ることができた。<br />
<br />
自分の人生のなかでかけがえのないものとなる。<br />
でもそれだけ大きい存在なのに、好きという感情だけで割り切れない根本的な部分は変わることができなかった。<br />
<br />
先見の目でみたとき、このまま一緒にいることはお互いのためにならない。<br />
その想いは日に日に募るばかりだった。<br />
他人に興味を持たないようにしていたのも、こんな風に他人に入り込んでしまうのが怖かった表れだったのかもしれない。<br />
本当は離れたくない。<br />
これからも一緒にいたいと言えば、いや言わなくても竹谷ならきっと、この先もずっと二人でいようと言ってくれるだろう。<br />
<br />
（でもそれじゃ駄目なんだ）<br />
<br />
このままの関係でいるわけにもいかない。<br />
プロの忍者になるのだ。平穏な学園生活とは違う、死と常に隣り合わせの世界。<br />
愛だの現つを抜かしていることは許されない。<br />
<br />
（ましてや優しい竹谷だから）<br />
<br />
<br />
（自分から言わなければ―…）<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「竹谷、話があるんだ」<br />
「なんだよ兵助、改まって」<br />
「…卒業したら…竹谷と別れる。もう二度と会わない」<br />
「…兵助…？」<br />
「……」<br />
「……」<br />
「……」<br />
「な…に、言ってんだよ」<br />
「これがお互いのためなんだ」<br />
「なん…だよ…お互いのためって…！勝手に決めつけんな！」<br />
「……」<br />
「…おれは兵助がいたから今までどんな辛いことでも乗り越えてこれたし、立ち向かっていけた。兵助もおれと付き合って、ほんの少しでも支えになれたところもあるんじゃねぇの？なってなかったらそれはそれで悲しいけど」<br />
<br />
（支えになっていたどころか…）<br />
<br />
竹谷が自分のすべてになってしまった。<br />
そんな自分は最も恐れていたものなのに。<br />
<br />
「おれはこの先も兵助とずっと一緒にいてぇし、兵助が必要だよ」<br />
<br />
（嬉しい…)<br />
<br />
竹谷のこの上ない言葉に思わず涙がでそうになった。<br />
自分なんかをこんなにも愛してくれる人はこの先いないだろう。<br />
<br />
（でも…このままじゃ駄目だ）<br />
<br />
自分は竹谷のようにできない。<br />
恋愛と責務を両立するだけの器用さを持ち合わせていない。<br />
<br />
膝の上に置いた拳に力が入る。<br />
これ以上話したくない。<br />
本当に終わりになってしまうから。<br />
<br />
（自分でこうするって決めたんだろ…ッ)<br />
<br />
いざ竹谷を前にし、引け腰になってしまう自分を奮い起こす。<br />
すっかりカラカラになってしまった喉から、言葉をゆっくりと絞りだした。<br />
震えが表にでないように、一言一言気丈に。<br />
<br />
「…おれも竹谷にはかけがえのないもの沢山もらったし感謝してる。でもそれはこの学園生活での話だ。学園を出てプロの忍者になるんだ。恋沙汰なんて不要だろ」<br />
「でもおれは兵助が好きだし、ずっと一緒にいてぇよ」<br />
「そんなもの理想論でしかないよ」<br />
「理想論ってお前…」<br />
「それぞれ仕える先も環境も違う。今後敵対することだってあるかもしれない。闇で動く忍びにとって、他人と行動を共にして馴れ合うことなんてしたら本末転倒だろ。現実見ろよ」<br />
「…そんな言い方ないんじゃねぇの。少なくとも一緒に過ごしてきた仲じゃねぇか」<br />
「そういう考え方だから竹谷は忍びに向いてないんだよ」<br />
「……」<br />
「情に捕われてばかりじゃ真っ先に死ぬぞ」<br />
「……」<br />
「卒業したらさよならだ」<br />
「…兵助はそれを望むんだな」<br />
「…ああ」<br />
「……分かった」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
竹谷に想いの丈を伝えて、独り、部屋に戻る。<br />
部屋の戸を閉めた途端、緊張の糸がぷつんと切れて、畳へしゃがみこんだ。<br />
<br />
「…れだって…竹谷と一緒にいたいよ…」<br />
<br />
竹谷の言葉が何度もフィードバックする。<br />
竹谷は一緒にいようと言ってくれた。<br />
それは至極嬉しい言葉のはずなのに、今の自分には何よりも辛い。<br />
<br />
「ぅあああああッッッ！！！！」<br />
<br />
涙が止まらなかった。<br />
痛みを伴うことなんて始めから分かっていたのに、苦しくて、苦しくて、どうしようもない。<br />
<br />
「いや…だッ…、やだ…ったけや…ッ」<br />
<br />
気づけば竹谷よりも好きになっていた。<br />
竹谷のように全身で好きだと伝えることはできなかったけれども、実際はなによりも竹谷に依存していた。<br />
竹谷がいない毎日なんて想像するだけで生きた心地がしない。<br />
<br />
「っ…やだよはちッ、離れたくない…っ」<br />
<br />
ずっと傍にいてよ…ッと、決して口には出せない言葉を何度も呟く。<br />
一緒にいられれば他に何もいらない、考えないようにしてきた想いが溢れかえってくる。<br />
竹谷がいればそれだけで生きていけるのに、竹谷がいると前へ歩き出せない。<br />
その葛藤が辛くて、あれだけ悩んで答えを出したはずなのに、あっさりとぬり替えられてしまいそうな想い。<br />
誰よりも愛しくて大切な竹谷が、頭のなかで残酷にも自分へ笑顔を向けていた。<br />
<br />
「はちっ、はち…ッ…すき…っだいすきなんだよ…ッ」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
散々嗚咽を漏らし、泣き喚いたら少しすっきりした。<br />
薄暗い部屋はひんやりとしていて、頭を冷やすのにはちょうど良い。<br />
こんなにも感情が乱されるなんて、自分の選択も強ち間違っていなかった気がして嘲笑ぎみに鼻で笑った。<br />
<br />
<br />
「…もう涙も出ないよ…竹谷…」<br />
<br />
この凝り固まった頑なな考えをとっぱらえたらいいのにと何度思ったことだろう。<br />
でも自分にはそういう生き方しかできない。<br />
<br />
<br />
『ばか兵助……分かってんだよ』<br />
<br />
<br />
戸の向こうでそう聞こえた気がして、枯れたはずなのに、また一筋涙がこぼれた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
別れを告げてから、まともに竹谷と話すこともないまま卒業式の日を迎えた。<br />
顔見れば断腸の思いで決心したことが崩れさってしまいそうな気がして、自然と避けていたからかもしれない。<br />
<br />
<br />
「じゃあな」<br />
「元気でな！」<br />
「死ぬなよ」<br />
「縁起でもないこと言うなよな～」<br />
<br />
クラスメイト達が手を振って学園の門を出てく。<br />
<br />
「兵助、元気でね」<br />
「勘ちゃん」<br />
「六年間兵助と一緒で楽しかったよ」<br />
「うん。おれも勘ちゃんと学園生活送れて良かった」<br />
「また…会うことはないかっ。でも心では繋がってるよね。いつでも兵助の味方だよ」<br />
「ありがとう。勘ちゃんも達者でね。いつでも大切に想ってるから」<br />
「うん。じゃあそろそろ行くね。兵助、元気でね！」<br />
<br />
親友が笑顔で去っていく。<br />
六年間、恋人とは違う意味で支えてもらった。<br />
揺れる長い茶色の髪に、生きのびて、と心の中で祈った。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「兵助」<br />
<br />
一番聞きたくなかった声。<br />
かつては一番好きだった声に名前を呼ばれて、全身が震え竦む。<br />
<br />
「竹谷……」<br />
<br />
竹谷を前にし、うまく言葉が出てこない。<br />
<br />
“今までありがとう。元気で”<br />
<br />
その一言だけなのに。<br />
勘右衛門のときのように笑顔で手を振って別れを―…<br />
<br />
<br />
「あっという間にこの日が来ちまったな」<br />
<br />
先ほどまで三郎や雷蔵、委員会の後輩たちと別れを惜しんでいた竹谷は、目元が赤くなっていた。<br />
竹谷の泣いている姿は新鮮で、こんなにも一緒にいたのに、まだ知らない顔があったのかと思った。<br />
<br />
「お別れだな。今まで…ありがとう…」<br />
<br />
そう竹谷に告げて、また涙腺が緩んでくる。<br />
あんなに枯れるまで泣いたというのに、まだ尽きないなんて信じられなかった。<br />
竹谷の顔を見ることができなくて、言うだけ言って、「じゃぁ」と学園の門を出ようとした。<br />
<br />
「兵助ッ、おれ…っ」<br />
「さよなら、竹谷」<br />
「…ッ……」<br />
<br />
いまここで振り返ったら、また二人でやり直せるかもしれない。<br />
<br />
やり直したい。<br />
竹谷と一緒にいたい。<br />
お願いだから、傍に―…<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
（でも…これでいいんだ）<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
竹谷が後ろでなにか言いたそうにしていた。<br />
<br />
<br />
それでも。<br />
<br />
想いを押し殺して、振り返らずに先へと足を進めた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
卒業以来、一度も竹谷とは会っていない。<br />
忍びとして生きると決めてから、色んなものを見てきた。<br />
人の生と死の狭間、増悪の塊、国が滅びるところ、どれもとってもロクでもないものばかり。<br />
でもそれは自分が選んだ道なのだから、悔いても仕方がないし悔い改めようとも思わなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
忍務の帰り、ふとある街に立ち寄ったときだった。<br />
数年ぶりに見る懐かしい後ろ姿。<br />
相変わらずの少し痛んだ髪に、見間違える筈もなく、考えるよりも先に傍に寄っていた。<br />
<br />
（竹谷、また少し背が伸びてる…）<br />
<br />
顔も以前よりも風格のあるものになっている。<br />
成長というべきか月日の歳月の変化が見られて、自然と頬が緩んだ。<br />
<br />
「…！」<br />
<br />
竹谷と手をひいて一緒に歩いている幼い少女。<br />
楽しそうに竹谷が笑いかける。<br />
<br />
（ああ、竹谷にはそういう顔がやっぱり―）<br />
<br />
家庭を作り、幸せになっている竹谷を見ても不思議と焦燥感は湧かなかった。<br />
むしろほっとしている自分がいる。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
竹谷、良かったな―<br />
<br />
<br />
そう聞こえた気がして、竹谷はバッと勢いよく後ろを振り返った。<br />
そこには誰もおらず、街ゆく者は各々の意志をもって忙しそうに歩いていた。<br />
<br />
「お父さん？どうしたの？」<br />
「いや…」<br />
<br />
<br />
竹谷が振り返ったとき、兵助は既に街の外れにいた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
“はち”<br />
<br />
<br />
そんな風に口に出して呼べたことはなかったけれど。<br />
<br />
<br />
もし別の時代に生まれ変わってこれたら、今度は一緒になれると―…<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「なんてガラでもないな」<br />
<br />
<br />
そんな淡い期待は胸の奥底に押し込めて。<br />
遥か彼方の日に叶わぬ想いを馳せ、闇の世界へと再び姿を消した。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
了<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>×くく</category>
    <link>https://ss5.ko-me.com/%C3%97%E3%81%8F%E3%81%8F/%E5%8D%92%E6%A5%AD%E3%83%8D%E3%82%BF%EF%BC%88%E7%AB%B9%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89</link>
    <pubDate>Mon, 21 Feb 2011 20:14:26 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>一線を越えられない兵助　清純編（竹くく）</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
<br />
「兵助、口吸いしていいか？」<br />
「ぅん…、っ…たけや…ッ、ぁっ…ふぁ…っ」<br />
<br />
兵助の耳の裏に掌を入れ、返事を待たずに顔を近付ける。<br />
唇を重ねると、兵助がぎこちないながらも舌を絡めて応えてきた。<br />
そんな些細なことだが、少しでも進歩してるようで、竹谷は嬉しくなった。<br />
<br />
「んんっ…ん…ッ…」<br />
<br />
うっすらと竹谷が目を開けると、目をつむって竹谷の舌の動きに翻弄されている兵助が目にはいる。<br />
いっぱいいっぱいのようで、頬をうっすらと染めている兵助に、竹谷は下肢が疼くのを感じた。<br />
<br />
（あー兵助に触りたい…）<br />
<br />
兵助と口を重ねながら、漠然と竹谷は思う。<br />
付き合って二ヶ月目。<br />
まだ兵助とは口吸いしかしていない。<br />
時間はたくさんあるし、急ぐことでもないのだが、健全な男子たるもの、そろそろ先にも進みたい。<br />
<br />
（そうでなくても兵助色っぽいし）<br />
<br />
付き合い始めてから、愛しさが増したせいもあるが、いっそう兵助に対して欲求を感じるようになった。<br />
兵助は頭は良いがそういうことに関しては疎いようで、なかなか次のステップへ踏み出せない。<br />
<br />
（でももう限界だ）<br />
<br />
少しくらいならいいかなと、竹谷は兵助の下肢に右手を伸ばした。<br />
<br />
「ん…ッ！？！」<br />
<br />
ぐりっと竹谷に性器を触られて、兵助はびっくりして目を見開く。<br />
間入れずに、体を寄せ合っていた竹谷を突き飛ばした。<br />
<br />
「い…ッ、なっ、たけッ、どこ触ってんだよ！！」<br />
「どこって兵助のちん…ぶッ！！」<br />
「竹谷の変態っ！！」<br />
<br />
「いてぇ…なんだよちょっと触っただけなのに変態呼ばわりかよ」<br />
<br />
グーで竹谷を殴り、そのまま部屋を出て行った兵助に、竹谷は口を尖らせて腫れた頬をさすった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「ほんっと信じられない！！」<br />
「どうしたの兵助？」<br />
「もう竹谷には付き合いきれない！」<br />
「竹谷なんかしたの？」<br />
「竹谷のやつッ、その…」<br />
「その？」<br />
「…し…た…触ってきて…っ」<br />
<br />
（ああ…)<br />
<br />
恥ずかしそうに口籠もりながら言う兵助に、勘右衛門はなんだそんなことかと言いそうになってしまい口を閉じた。<br />
<br />
（竹谷も可哀想に…)<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「兵助に触りたい…」<br />
「なんだお前まだ接吻しかしてないのか」<br />
「うッ…」<br />
三郎が馬鹿にするように言ってきて、竹谷の胸にぐさりと突き刺さる。<br />
「だって兵助防御固いし…」<br />
「まぁ兵助相手じゃなー」<br />
「どうしたら触らしてくれんだろ。別に触れられるのが嫌いってわけじゃなさそうだけど」<br />
何度となく良い雰囲気にはなったことはあった。<br />
キスして抱き締めるまではＯＫ。それでもその先、兵助は身を許そうとしてくれない。<br />
少しでも触れようとすると、昨日のように拒絶されるのがおちだった。<br />
「なにか勝負持ちかけてみたらどうだ？負けたらやらせろって」<br />
「勝負か～なるほどな」<br />
確かに兵助の性格上、負けたらきちんと言うことを聞きそうである。<br />
「ただ…」<br />
問題は何で勝負するか。<br />
学力は到底及ばないし、組み手だって兵助の方が上である。<br />
文武両道の学年一優等生は伊達じゃない。<br />
「勝てる気がしねぇ…」<br />
「そんなもん竹谷の得意分野でやればいいんだよ」<br />
「…ない…」<br />
「お前本当とり頭だな。腕相撲とかでいいんだよ」<br />
「確かに力勝負だったら負けねぇけど…そんな勝負兵助がのってくるわけないだろ」<br />
「そこは上手く引っ掛けろよ。兵助負けず嫌いだろ」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「…勝っちまった」<br />
「で、おれは何すればいいんだよ」<br />
結局色々悩んだ末、運任せのジャンケン勝負にした。<br />
<br />
“負けた方が一つ言うことを聞く”<br />
<br />
ごくりと竹谷は唾を飲み込んだ。<br />
「兵助は何もしなくていい」<br />
「は？」<br />
「ただじっとしてろ」<br />
正座している兵助の後ろにまわり、竹谷は手を兵助の中心に伸ばした。<br />
「ひ…っ！」<br />
竹谷の掌が性器を撫でてきて、兵助はかっと顔が赤くなる。<br />
思いもよらない行動をされて、兵助は声を荒げて後ろの竹谷を怒鳴りつけた。<br />
「なにすんだよッ！！」<br />
「兵助は動くなよ。じっとしてろって言っただろ」<br />
「竹谷っ、これが目的で…ッ」<br />
「負けたんだからちゃんと言うこと聞けよな」<br />
「ふざけんなこの外道！すけべッ！下衆！！」<br />
<br />
（なんとでも言え。兵助に触るためだったら手段は選ばねぇよ）<br />
<br />
「兵助は約束破るのか？」<br />
「うっ…だ、だって竹谷が…」<br />
「勝負は勝負だろ」<br />
「だからって、こん…な…」<br />
「兵助は約束一つも守れないやつだったのか」<br />
「…ッ…ちょっとだけだからな！」<br />
「はいはい」<br />
<br />
（こういうとこは潔いよな）<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「んっ…んん…ッ」<br />
装束の上から竹谷は兵助の中心に触れる。<br />
ゆっくりと掌を動かして兵助自身をさすると、ぴくんと僅かに兵助が身じろぎした。<br />
「っん…ッ、そんな…っ、自分にもついてるもん触ってなにがいいんだよ…ッ」<br />
「兵助のだからに決まってんだろ」<br />
なんで分かんねぇかなとぼやきながら、竹谷は兵助の性器をなぞる。<br />
「ぁっ…ん…ッ、ゃあっ…」<br />
<br />
（やべぇ…）<br />
<br />
兵助が漏らした甘い声に、竹谷の身体の中からぞくぞくと何かが湧きおこる。<br />
たまらなく興奮してきて、今度は掌で兵助の性器を揉み込んだ。<br />
「あぁッ…あっ、あっ…たけ…や…ッ」<br />
自然と引けていく兵助の腰を片腕で軽々と引き寄せて、竹谷は少し固さをもち始めた兵助の自身を愛撫する。<br />
「はぁっ…あぅ…ッ、ふぁっ…ぁっ…」<br />
もっと兵助を感じたくて、竹谷は兵助の袴のなかにごそごそと手を入れた。<br />
竹谷の行動に、兵助は身を捩らして逃れようと暴れる。<br />
「やだッ！！やめろよ、そこまでやっていいなんて言ってな…ひゃあっ！」<br />
初めて直に触った兵助の性器に竹谷は胸がトクトクと昂ぶってくる。<br />
「や…ったけや…ッ、ぁあっ、あっぁ…ッ、やだ…って言っ…て…ッ」<br />
「兵助まだ剥けてないんだ」<br />
「うっ…や…だ…ッ…」<br />
気にしてたことを竹谷に指摘されて、兵助は弱々しく声を震わせる。<br />
「すぐに剥けるから気にすんなよ」<br />
「ッ…ばかにして…ッ」<br />
「してないって」<br />
むしろ可愛い、そう言って竹谷は兵助に口を重ねる。<br />
「んっ、んぅッ…、ッ…やだ！！」<br />
兵助の性器が見たくて、竹谷は口付けながら、兵助の装束を強引に引っ張る。<br />
「ぃや…だッ、あっあ…ッ、見な…いで…っっ」<br />
ちょこんと頭を出した性器に、兵助は恥ずかしくて顔を伏せた。<br />
「なぁ兵助、自分でいじったりしねぇの？」<br />
「ぁっ、あっ…しな…いッ…」<br />
「全然使ってなさそうだもんなー」<br />
綺麗な色のままの兵助自身を弄びながら、そういえば毎日兵助の部屋に行くけど、一人でやってるところ見たことねぇな、と竹谷は思い返す。<br />
同じく何かと訪ねることの多い三郎のところでは、見たくもないのに三郎の自慰中を何度か目にしたことがある。<br />
三郎だけでなくても、偶然知らない生徒の濡れ場を見てしまうことも、この狭い学園生活のなかではあるわけだが、兵助だけは未だかつて目にしたことがなかった。<br />
「まぁ、そんな兵助が好きだけど」<br />
「な…に…っ、ぁあっ、あっ…ぁッ…」<br />
真っ白で純粋な兵助を、自分色に染めていく楽しみといったらこの上ない。<br />
<br />
「兵助、体制辛いだろ。足くずせよ」<br />
「ぅ…ん…っ」<br />
竹谷にまだ未完熟の自身を見られて観念したのか、兵助は素直に足を崩す。<br />
竹谷は兵助を覆ってる皮を下げると、現れた薄桃色の肉茎を優しく擦り上げた。<br />
「ひぁっ、あっ…あッ…、あぅっ…ッ」<br />
「ッ…はぁ…っ兵助…ッ」<br />
兵助の艶やかしい喘ぎ声に、竹谷は兵助の肩に額を押しつけて、大きく深呼吸をつく。<br />
先ほどから下肢に直結する声を聞かされて、自身は痛いほど張りつめていた。<br />
しかし今日は兵助を存分に弄れるまたとないチャンス、自身を扱いている余地などない。<br />
今日は触るだけと思っていたが、竹谷は色々こらえきれず、兵助を腿の上に抱えた。<br />
「っ…兵助、ちょっとだけだから」<br />
「な、なに…」<br />
竹谷は窮屈な下帯から自身を取り出し、兵助のものと一緒に握りこむ。<br />
「ひゃあッ！？え、あ…っ、やぁっっ…！」<br />
ぴたりと自身に竹谷の性器が付けられて、兵助はびっくりして声を張りあげた。<br />
ドクドクと脈をうつ竹谷の体温が伝わってくる。<br />
自分よりも大きくて熱い竹谷のもの。<br />
兵助は恥ずかしくなって、耳まで真っ赤に染めた。<br />
「たけや…ッ、あっぁ…っ、熱…ぃっ…」<br />
「兵助のこと好きなんだから当然だろ」<br />
「ひゃぁっ、あっ…あぁッ…っ」<br />
竹谷も兵助と密着して顔を赤らめながら、自分のものと一緒に扱きあげる。<br />
どちらともなく先走りが滲みでて、ぬるぬるとした感覚が、また二人を掻き立てた。<br />
「ぁあっ…ぁんッ、んんっ…たけやぁ…ッ」<br />
「っへいすけ…ッ」<br />
くちゅくちゅと音だけで酔ってしまいそうな卑猥な音が部屋に響く。<br />
兵助に熱い飛沫をかけられて、竹谷も絶頂を迎えるのにそう時間はかからなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
（この先は…何ヵ月後になるんだろう）<br />
<br />
人とは欲深いもので、触れればいいと思っていたのに、今度は身を繋げたくなってしまった。<br />
<br />
<br />
（うっ…かわいい…）<br />
<br />
自分に身を預けて息を落ち着かせる兵助に、今度はどんな手段を使おうかと、竹谷は頭を捻らした。<br />
<br />
<br />
了<br />
<br />
<br /><a href="https://ss5.ko-me.com/%C3%97%E3%81%8F%E3%81%8F/%E4%B8%80%E7%B7%9A%E3%82%92%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E5%85%B5%E5%8A%A9%E3%80%80%E6%B8%85%E7%B4%94%E7%B7%A8%EF%BC%88%E7%AB%B9%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89" target="_blank">よく三郎の自慰場面に遭遇する八左ヱ門</a>]]>
    </description>
    <category>×くく</category>
    <link>https://ss5.ko-me.com/%C3%97%E3%81%8F%E3%81%8F/%E4%B8%80%E7%B7%9A%E3%82%92%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E5%85%B5%E5%8A%A9%E3%80%80%E6%B8%85%E7%B4%94%E7%B7%A8%EF%BC%88%E7%AB%B9%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89</link>
    <pubDate>Wed, 19 Jan 2011 12:55:37 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>一線を越えられない兵助　シリアス編（竹くく）</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
「っ竹谷やだ…ッ！」<br />
<br />
兵助と口唇を重ねていた竹谷が、自然の流れで兵助の身体に手を滑らす。<br />
装束のなかに入ってきた竹谷の手に、兵助は勢いよく竹谷を押し退けた。<br />
<br />
「兵助…」<br />
「ご、ごめん。嫌なわけじゃないんだけど、なんていうかその…」<br />
「そんな慌てることねぇよ。やっぱり初めてだし怖いよな。おれずっと待ってるから」<br />
「竹谷…」<br />
「兵助と一緒にいられるだけで充分だよ」<br />
<br />
<br />
そう言って竹谷は笑っていた。<br />
けれど恋人同士になって数カ月、お互い想いあっているのに何も口吸い以上のことはしない。<br />
いくら優しい竹谷だっていつまで許容してくれるのか分からない。<br />
また今日も竹谷に気を使わせてしまって、兵助は顔を曇らせた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「兵助、また昨日も拒絶したの？」<br />
「勘ちゃん」<br />
「そんな様子の兵助見れば一発で分かるよ」<br />
「……」<br />
「別に竹谷と身を重ねるのが嫌なわけじゃないんでしょ」<br />
「うん…。むしろ…早くそうなりたいって思う…けど…」<br />
「……あの忍務のことまだ引き摺ってるの？」<br />
「……」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
一年前、兵助は極秘で忍務を仰せつけられた。<br />
とある城の重臣が、別の城と組んで謀反を企てているとの噂に、その真意を確かめること、そしてそれに加担している人物を全て洗い出すことが使命だった。<br />
一歩違えば戦に発展しかねない状況、慎重に探らなければならない。<br />
その任を兵助が命じられたとき、勘右衛門は教師にくってかかって反対した。<br />
<br />
「なんで兵助なんですか！？そんな重要な忍務なら上級生でもいいじゃないですか！」<br />
「今回は暗殺が目的ではない。あくまで情報収集ということで、下の学年に忍務が命じられた」<br />
「情報収集って…そんな謀反なんて一筋縄に情報聞き出せるわけないじゃないですか！？…兵助に色を使えってことですよね」<br />
「…久々知も四年生だ。現状四年で実際に忍務をこなしているのはまだ鉢屋だけだ。そろそろ他の忍たまも実践に移さなければならん」<br />
「だったら別に兵助からじゃなくても…ッ」<br />
「久々知は四年の中でも秀でている。それに今回の忍務内容は…久々知が一番適役だろう」<br />
「ッ…じゃぁおれが兵助に変装して…」<br />
「勘ちゃん、もういいよ。ありがとう」<br />
「兵助…」<br />
「その忍務、お受けします」<br />
<br />
<br />
<br />
男色の気のある重臣に近づくのは容易かった。<br />
相手の男はいたく兵助を気に入ったようで、ほとんどの夜を共にした。<br />
男の汚らしい性器が自分のなかを出し入りする度、自分のなかの大切な何かがどんどん消えていく気がして、兵助はやるせなかった。<br />
<br />
「明日の会合にはお前も連れていく」<br />
<br />
兵助は庭の隅で、噎せ上がる胃液をごほごほと吐き出しながら、男が帰り際に言った言葉を思い出した。<br />
明日でやっと終わる。<br />
いくら忍務と割り切っているとはいえ、このおぞましさに慣れることはなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
会合は高級料亭の離れで行われた。<br />
隠し扉になっているようで、これでは一般の偵察部隊が見落としても仕方がない。<br />
ここで待っているようにと仰せつけられた兵助は、素早く天井裏へ移ると、会合の部屋の下を覗いた。<br />
<br />
（九…十…十一…十二人か…）<br />
<br />
顔を見ようと、兵助が更に身を屈めたときだった。<br />
<br />
「…ッ…！」<br />
<br />
僅かな殺気を感じて、兵助は瞬時に後方へ飛び移る。<br />
兵助のいた場所に手裏剣がいくつも降り注いだ。<br />
<br />
（ちっ…やはり張ってたか…）<br />
<br />
相手は三人の忍者。まともに戦っては勝ち目がない。<br />
煙玉を投げて姿を晦ますと、兵助はその場を足早に去った。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
（もう少しだったのに…）<br />
<br />
部屋に戻った兵助は、悔しくて唇を噛みしめた。<br />
これ以上あの男の傍にいる気はない。今日でカタをつける。<br />
なんとかして接触できないかと、兵助は考えを張り巡らせた。<br />
<br />
「待たせたな」<br />
「っ…旦那様、お務め御苦労様で―…」<br />
<br />
兵助の思考は開いた扉によって中断された。<br />
男に引き連れられ、ぞろぞろとむさい男達が部屋に入ってくる。<br />
その人数に兵助は口端を緩めた。<br />
<br />
（そちらから来てくれるとは…）<br />
<br />
「お酒頼んで参ります」<br />
「酒はよい」<br />
「…？」<br />
「こないだお前の話をしたら、私の知人達もぜひ会ってみたいと申してな」<br />
<br />
左右から兵助の腕ががっちりと掴まれる。<br />
しゅるりと解かれた帯に、兵助は訳が分からなかった。<br />
<br />
「なに…を…」<br />
「今夜は楽しもうぞ」<br />
<br />
<br />
<br />
「ゃあああッ！！ひぅっ…やだぁッ…ああッッ！！」<br />
<br />
立ち代わりに男の肉塊が、兵助の中を貫いて犯していく。<br />
誰かに助けを求めようにも縋る者もいなくて、兵助は初めて絶望に似た恐怖を抱いた。<br />
<br />
「男妾のわりに随分と初心な反応をするんだな」<br />
「それはそうだ。私とやったとき初物だったんだからな」<br />
「相変わらず初物がお好きなようで」<br />
「女も男も処女に限るだろう」<br />
<br />
「あぅ…ッ、ぃ…やぁっ、き…もちッ…わるい…ッ、ひゃぁあっ…！」<br />
<br />
男達は若い少年の身体に群がり、ぬっとりとした舌で全身を舐めまわす。<br />
青臭い精はひっきりなしにかけられて、兵助の綺麗な顔を汚していった。<br />
男は雄の中心で犯される美少年に一種の陶酔的な官能を抱いているようで、部屋の隅から満足そうに高見の見物をしていた。<br />
<br />
「やぁっ、あぁっあ…ッ、んっんぐ…ッ！！」<br />
「次はこっちをしゃぶってくれよ」<br />
<br />
この状況から目を反らしてしまいたい。<br />
けれどもそれは許されないことだった。<br />
兵助は涙を溢れかえさせた瞳で、しっかりと男達の姿を目に焼き付けた。<br />
<br />
<br />
<br />
凌辱は一晩で終わるものではなく、二日三晩と続いた。<br />
排泄さえその部屋で行われ、異常なまでの空気に全員気がふれてしまったようだった。<br />
兵助が学園へと戻ってきたとき、半ば壊れてしまった兵助を勘右衛門は今でも痛いほどに覚えている。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「兵助、あれは忍務だったんだ。もう忘れてよ…ッ」<br />
「…無理だよ。ひたすらいいように男に輪姦わされたんだ。そう簡単に忘れられないよ」<br />
「……でも…だったら尚更竹谷には…」<br />
「言えるわけないだろ。竹谷に違う男に足を開いてたなんて知られたくない」<br />
「……」<br />
「もしそれが竹谷にバレたら…そう思うと怖くて身体を繋げられない…」<br />
「兵助…っ、やっぱりおれが無理にでも代わっていれば…ッ」<br />
「ううん。自分で選んだことなんだ。それに―」<br />
<br />
こういうことは、忍者になると決めたときから覚悟をしていた。<br />
影で動く者として使えるものは何でも使う。求められるのは過程ではなく結果だから。<br />
時にそれが自己犠牲であったとしても。<br />
<br />
ただ唯一の誤算は好きな人ができてしまったということ。<br />
人間誰しも持ちえる感情がこんなにも苦しいものだとは思わなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
“待っている”と言っていた竹谷の笑顔が脳裏に浮かぶ。<br />
臆病な自分はこの先もきっと竹谷と身を重ねることはできないだろう。<br />
<br />
<br />
はちごめん、と兵助は心の中で呟いた。<br />
<br />
<br />
<br />
了<br />
]]>
    </description>
    <category>×くく</category>
    <link>https://ss5.ko-me.com/%C3%97%E3%81%8F%E3%81%8F/%E4%B8%80%E7%B7%9A%E3%82%92%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E5%85%B5%E5%8A%A9%E3%80%80%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%E7%B7%A8%EF%BC%88%E7%AB%B9%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89</link>
    <pubDate>Sat, 23 Oct 2010 18:30:33 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">ss5.ko-me.com://entry/28</guid>
  </item>
    <item>
    <title>患部でとまってすぐ溶ける（モブくく、竹）</title>
    <description>
    <![CDATA[※幼稚園時（現パロ）<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「ちょっと痛いけど、我慢しててね」<br />
<br />
<br />
患部でとまってすぐ溶ける<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
幼なじみである八左ヱ門と兵助は公園で遊んでいた。<br />
<br />
「兵助ー早く来いよ！」<br />
「待ってよ、はっちゃんッ」<br />
<br />
八左ヱ門はジャングルを見つけるといち早く駆け寄り、てっぺんまで登る。<br />
器用に棒の上に立ちながら、兵助を呼んだ。<br />
「ほら、兵助っ！遅いぞー」<br />
「はちが早すぎるんだよッ」<br />
瞬発力が人並はずれて良い八左ヱ門に、兵助は小言を言いながら追いかける。<br />
兵助も運動神経は良い方だったが、八左ヱ門と遊ぶといつもおいていかれた。<br />
持ち前の負けん気もあり、兵助も足の速さを強めた。<br />
<br />
「ぁ―…ッ！！」<br />
「兵助っ！！！」<br />
<br />
兵助がジャングルジムに手を伸ばしたときだった。<br />
上にいる八左ヱ門ばかり見ていて下が不注意になっていた。<br />
兵助は地面のでっぱりにつまづき、そのまま鈍い音を立てて、正面からジャングルジムへと激突する。<br />
上にいる竹谷にも振動が伝わってきて、慌てて竹谷は兵助のもとへ駆け寄った。<br />
「兵助ッ！！大丈夫か？！」<br />
「…ッ…いた…っ」<br />
「ご、ごめん俺が急がせたから…」<br />
ゆっくりと兵助が起き上がる。<br />
兵助の白いおでこにはぷっくらと赤いこぶができていた。<br />
「兵助っ…どうしよう…おれのせいで…ッ」<br />
擦りむいた膝小僧からも血が滲んでいて、竹谷は自分のせいで兵助に傷を負わせてしまったと騒然とした。<br />
「っ…大丈夫だよ。ちょっと擦り剥いただけだし…」<br />
額と膝頭はじんじんとはするが、特に支障はない。<br />
兵助は顔を蒼白くしている八左ヱ門を宥めた。<br />
「いや、痕に残ったら…おれ…ッ」<br />
家が近く、親同士が仲良いこともあり、兵助と八左ヱ門は生まれたての頃から一緒にいた。<br />
今よりも幼かった頃の兵助は、儚い少女のようで八左ヱ門は子供ながらに自分が守ってやらなければと思っていた。<br />
兵助が自分と同性だと気付いたのは、幼稚園にあがる直前のことだが、八左ヱ門にとってその想いは変わらなかった。<br />
「兵助…っ…」<br />
それがいま自分のせいで兵助に怪我をさせてしまった。<br />
八左ヱ門は言い様のないショックに苛んだ。<br />
「び、病院行かなきゃ…！」<br />
「いいよ。ただの打ち身と擦り傷だし」<br />
「駄目だ！！兵助にもしなにかあったらどうしていいか分かんねぇよッ」<br />
「はっちゃん…」<br />
本当に大したことはなかったのだが、八左ヱ門の強い心配に兵助はこくんと頷いた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「はい、傷はこれで大丈夫かな」<br />
「あ…ありがとうございます」<br />
<br />
兵助は八左ヱ門に抱えられるまま、近くの街医者に駆け込んだ。<br />
思った通り、消毒して絆創膏を貼るだけの処置で終わった。<br />
こんな軽い怪我でわざわざ先生に見てもらうことがなんだか恥ずかしくて、兵助は口ごもりながらお礼を言う。<br />
一方八左ヱ門は安心してほっと胸を撫で下ろした。<br />
「先生、ありがとうございました」<br />
「ありがとうございました！兵助、歩けるか？」<br />
「うん」<br />
「…待ちなさい」<br />
「…？」<br />
「見えるところの怪我だけではないかもしれない。ちゃんと診察しておいた方がいい」<br />
「だ、大丈夫だと思いますが…」<br />
「たかが転んだだけとはいえ侮ってはいけないよ。大きな病も始めは小さなものなんだからね」<br />
「はぁ…」<br />
「兵助、ちゃんと診てもらえよ。先生お願いしますっ」<br />
「分かっているよ」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「あの…っ」<br />
医師の膝の上に乗せられた兵助は戸惑っていた。<br />
育ちの良さが感じられる兵助の紺色の半ズボンは下ろされて、足首で引っ掛かっている。<br />
なおも今下着に手がかけられようとしていた。<br />
「ここは…っ、関係ないんじゃないですか…っ？」<br />
「いや関係あるから診るんだよ」<br />
医師は白い兵助の下着の端を掴むと、するりとズボンと同様に下ろした。<br />
「やっ…」<br />
小さい兵助の性器が外気に触れる。<br />
兵助は咄嗟に足を閉じようとしたが、男の手によってぐいっと反対に大きく開かされた。<br />
「ちゃんと広げてないと診れないからね」<br />
「で、でも…っ、はっちゃんもいるし…」<br />
簡易椅子に座って、じっと兵助を心配そうに見ている八左ヱ門を気にして、兵助はさっと掌で自身を隠す。<br />
「こらこら。これは治療なんだから恥ずかしがることはないんだよ」<br />
男は兵助の手を優しく退けると、兵助の幼い性器を掴んだ。<br />
「ひゃぁっ…！」<br />
「兵助くんは肌が本当に白いね。ここも実に可愛らしい」<br />
お菓子のようで食べてしまいたくなるね、と医師が舌なめずりをする。<br />
「まずは剥いてあげないとね」<br />
「いッ…いた…ッ」<br />
すっぽりと被った皮に指がかけられて、兵助はチリッとした痛みに眉をひそめた。<br />
「ちょっと我慢しててね」<br />
「っう…んっ、んぅ…ッ、んっ…」<br />
「ほら、可愛らしいものが出てきたよ」<br />
兵助の先っぽだけ剥くと、薄桃色の頭が出てくる。<br />
ぷるんとしたそれは、自分の身体なのに初めて目にして、兵助は物珍しく自身を眺めた。<br />
「…っひゃぁっ！！」<br />
「ぷにぷにしてて弾力は良好だね」<br />
男は二本の指で兵助の幼い性器を掴むと、くりくり先端を撫でる。<br />
まだ穢れを知らない柔らかい頭をちょこちょこと指の腹で弄んだ。<br />
「ぅっ…んッ、んっ…やぁっあッ…あっ…」<br />
奇妙な感覚に、兵助は本能的に身を捩らしたが、がっちりと抑えこまれていて身動きひとつとれない。<br />
くすぐったいようなむず痒いような感覚に、紺のハイソックスで包まれた足をピンと伸ばした。<br />
「ふぁっ…あっ、あっ…はぁっ…ッ」<br />
先端を執拗にいじられて、兵助の割れ目からぬるっとした液が出てくる。<br />
男はその液を兵助の先端全体に塗りつけつつ、指を少し浮かして、滑らかに指の腹が動く感触を楽しんだ。<br />
「兵助くんはあっという間に濡らして悪い子だね」<br />
「ひゃあっ、あっ…ぁんっ、んっ、んぅッ…！」<br />
目を固くつむってぴくぴくと全身を震わせる兵助に、男は満足そうに目を細める。<br />
「ひっ…ぅッ、やだぁ…ッ、触らないで…っ」<br />
「ほら、見てみなさい。兵助くんのおちんちんから液体が出てきたよ」<br />
「やぁっ…、ぁっあッ、からだっ…おかしくなっちゃ…ッ…」<br />
兵助は医師の首にしがみつきながら、どうしていいか分からない感覚に戸惑った。<br />
<br />
「こんなに早く垂れ流すなんて治療が必要だね」<br />
「せ、先生、それは…」<br />
「これは鍼治療だよ」<br />
医師が取り出した細長い鋭利な物体に、竹谷は顔を強ばらせた。<br />
「ま、まさかそれを兵助に…」<br />
「治療の一貫だから安心しなさい。血も出ないし、昔はよくこれを病を治すのに使ったんだよ」<br />
医師は小刻みに波打つ兵助の性器を握って固定すると、精道にぷつりと鍼を突き刺した。<br />
<br />
「ひぅッッッ！！」<br />
<br />
<br />
「兵助っ、大丈夫か！？」<br />
「痛いッ、痛いよぉっ！！やぁっ…抜いてよぉッ…！」<br />
細いとはいえ、狭い精道に鍼が押し込まれて、兵助は痛みにジタバタと身体を捩らす。<br />
無理やり冷たい物質で管を開かされて、ひくひくと兵助の腿が痙攣した。<br />
「ちょっとチクッと痛みするけど、初めだけだからね。良い子だから我慢してるんだよ」<br />
泣きまじりの兵助を宥めながら、医師が二本目の鍼を持つ。<br />
男は今度は直接兵助の性器に細い鍼を突き刺した。<br />
剥いたばかりの敏感なところに刺されて、兵助は喉を仰け反らす。<br />
「ひッ…！！いやあッッ！」<br />
一際大きく兵助が泣き叫ぶ兵助に、八左ヱ門も椅子を立って兵助に駆け寄った。<br />
「痛いよぉっっ…ひっく、なんでこんなことするのぉッ…！！」<br />
「治療だからね。いい子だから我慢しなさい」<br />
「やぁっ、ああっ、はっちゃん…ッ、助けてよぉっ…」<br />
「兵助…」<br />
涙をたっぷり浮かべた瞳で、兵助は目の前の八左ヱ門に縋りつく。<br />
八左ヱ門はどうするのが一番兵助のためになるのか分からず、ただ兵助の前に立っているしかできなかった。<br />
その間にも、医師は鍼の本数を増やし、兵助の小さな性器に次々と刺していった。<br />
「ッひゃんっ！！」<br />
「…ッ…」<br />
「あぅ…ッ！！！」<br />
つぷりとつぷりと鍼が兵助の柔らかい性器に突き刺さる。<br />
鍼が刺さるとき、びくんと身体を跳ねさせて萎縮する兵助が見ていられなくて、竹谷は厳しく眉を顰める。<br />
「兵助…ッ、辛いだろうけど頑張れよ。手繋いでやるからさ」<br />
「ひっく…、あぁッ、あぅっっ、ぅっ…」<br />
痛がる兵助に、八左ヱ門は自分まで苦しくなりながら、兵助の手をぎゅっと握りしめた。<br />
<br />
<br />
「え…っ」<br />
<br />
びちゃりと濡れた感触を尻に感じて、兵助は赤くなった瞳で後ろを振り返る。<br />
兵助の甘く泣き叫ぶ声に、男はゾクゾクとむせあがるものを抑えきれなかったのだ。<br />
チャックを寛げた前から、男の青臭い精が放たれて兵助の下肢を汚した。<br />
「生理現象だから気にすることはないよ」<br />
はぁはぁと息を荒くした男が、欲情を押し込めた声で兵助をあやす。<br />
「兵助くんもそろそろ出しておいた方がいいね。我慢は身体によくない」<br />
男は兵助の精道に刺していた針をゆっくりと上下に動かし始めた。<br />
「ひゃあっ！！あッ、やぁああっ…！」<br />
狭い管内から緩やかな刺激が湧きおこる。<br />
敏感な内部を弄られて、兵助の未熟な身体はあっけなく絶頂を迎えた。<br />
<br />
「はぁっ…っ、あっ、はぁっ…」<br />
精通を迎えた兵助は、全身の生気が吸い取られたかのようなダルさにぐったりとしていた。<br />
医師の胸に身体を預け、まだ冷めやらぬ余韻に熱い息をつく。<br />
そんな兵助に、竹谷は険しい顔を深めた。<br />
「先生、兵助が苦しそうですが…熱あるんじゃないでしょうか？」<br />
「そうだね。これは対処して置いた方がいいね」<br />
確かここに…、と男は引き出しを漁り、薬を取り出す。<br />
「八左ヱ門くん、兵助くんに薬をあげて」<br />
「は、はいっ」<br />
名指しされて、八左ヱ門はぴんと背筋を正した。<br />
「水取ってきます！」<br />
「水はいらないよ」<br />
「…？」<br />
「座薬だからね。大人用だからちょっと大きいかもしれないけど」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「ぁっ…はぁっ、はぁ…ッ…や…っ…」<br />
<br />
兵助の足は医師によってかかげられ、開脚を余議なくされていた。<br />
兵助の秘められたピンクの窄まりが八左ヱ門の目前に余すとこなく晒される。<br />
真剣そのものの八左ヱ門の視線があてられて、兵助は恥ずかしくて赤い顔をさらに赤らめた。<br />
「せ、先生。兵助がさっきより苦しそうです…っ」<br />
「早く座薬を入れてあげなさい」<br />
「分かりました」<br />
熱のこもった息をつく兵助を早く治してあげたくて、八左ヱ門は何の疑いをいだくこともなく、薬をパッキンから出す。<br />
兵助に痛い想いをさせないようにしようと、八左ヱ門はゆっくりと兵助のアナルにさし挿れた。<br />
八左ヱ門の視線にひくつく兵助の後孔は流暢に座薬を飲み込まず、ポロリと滑って床に落ちる。<br />
「ぅ～ん…」<br />
八左ヱ門は今度は力を入れて、少し強引に押し込もうとする。<br />
半分までは挿れることができたが、兵助が独特の圧迫感に、下肢に力を込めて吐き出してきた。<br />
<br />
「ひぅっ！はっちゃ…っ無理ッ、そんなおっきいの入らないよぉ…ッ」<br />
「先生、うまく入らないのですが…」<br />
「兵助くんの入り口を舐めて、緩めてあげなさい」<br />
医師の言葉通り、八左ヱ門は兵助の秘部に唇を寄せると、淡い色の蕾をぺろりと舐めた。<br />
「ひゃあっ！！やぁッ…はっちゃんっ！そんなとこ舐めないでよぉっ、汚いよぉ…ッ！！」<br />
「兵助を治すためなんだから別にこのくらいなんでもないよ」<br />
「やだっ、やめてよ…ッ、あぅっ！！ぁっ、はぁっ…」<br />
「そうだ、八左ヱ門くんは上手だな。このまま兵助くんのあそこを舐めてあげなさい」<br />
「はい」<br />
「ッぅ…っ、やぁっ…はっちゃん…っ、やめてよぉ…ッ」<br />
医師の手で左右に開かれた兵助の双丘に顔うずめ、八左ヱ門は懸命に舌を動かす。<br />
ぴちゃぴちゃと唾液の音が信じられない場所から響いて、兵助は涙の溜まった瞳をぎゅっと瞑った。<br />
「あぁっ、あっ、だめッ…おかしくなっちゃ…っ」<br />
与えられる生ぬるい刺激に、兵助の小さい性器がふるふると震える。<br />
芯をもってきた兵助の性器に、医師は兵助の精道に突き刺したままの針をくちゅりと動かした。<br />
「ひゃんっ！！あっあっ…はぁっ、あッ…」<br />
「気持ちよくなってきたかい？」<br />
「はぁッあっ、ぃや…っ、おちんちんっ…触らないでッ…」<br />
小さく開いた口端から垂れてきた兵助の唾液を、男は満足気に舌先で絡めとる。<br />
とろけそうな表情で喘ぐ兵助に、予想以上に良い拾いものをしたと頬を緩めた。<br />
「やあぁッ！あぁっ、んっ…んぅッ…！」<br />
前の抱擁に意識を奪われていた兵助だったが、身体のなかにぬるっとした感触を感じてぴくんと大きく揺れる。<br />
八左ヱ門がもっと兵助をほぐしてあげようと、秘部のなかに舌を入れてきたのだ。<br />
柔らかい粘膜をざらりとした舌で撫でられて、兵助は甘ったるい声を張り上げた。<br />
「やだぁっ、はっちゃんッ、ひゃぁっ、あっあ…ッ」<br />
「んっ、ん…っ、兵助…ッ」<br />
「八左ヱ門くん。そのくらいで大丈夫かな」<br />
「っん…はいッ」<br />
「お薬入れてあげて」<br />
竹谷は医師に言われるまま、自分の小指の先くらいの大きさの座薬を再び兵助の秘部へあてがう。<br />
濡れそぼったそこは、今度はすんなりと飲み込んでいった。<br />
「良かった…っ、ちゃんと入った」<br />
「八左ヱ門くんが慣らしてあげたおかげだよ」<br />
「っ…やだっ、気持ち悪い…ッ」<br />
圧迫感はなくなったとはいえ、異物を感じることには変わりはない。<br />
気持ち悪さに、兵助は薬を排出しようとした。<br />
「こらっ、兵助出しちゃダメだろ」<br />
「だ…だって、気持ち悪いよぉっ…ひゃんッ」<br />
兵助のなかから押し出されてきた座薬を、指で竹谷がぐいっと押し込む。<br />
押せば飲み込むが、すぐにそれはまた穴から出てきた。<br />
<br />
「困ったなぁ…」<br />
「そういうときはね。いい方法があるよ」<br />
<br />
幸い八左ヱ門くんも準備はいいみたいだし、と医師が言う。<br />
「ズボンを脱いでごらん」<br />
「は、はい」<br />
言われるままに八左ヱ門はズボンを脱ぐ。<br />
すでに主張をしている自身がぼろりと飛び出した。<br />
「八左ヱ門くんのおちんちんを兵助くんのなかに挿れて栓をしてあげなさい」<br />
「これをですか？！でもこんなの挿れたら兵助痛がるんじゃ…」<br />
「治すためにはそうするしかないんだよ。それにこの方が早く溶けて治りも早くなるんだ」<br />
「…分かりました。兵助、ちょっと我慢してな」<br />
「え……ぃっやああッ！ひぅッッ、ああぁっ！！」<br />
お尻が壊れてしまうかと思うくらい鋭い重力が兵助の下肢にかかる。<br />
突然の負荷に、兵助は目を見開いて鈍痛を訴えた。<br />
「はっ、はっちゃっ…ひゃぁっッあっ、くるしいよぉッ…！」<br />
「兵助くん力を抜いて。深呼吸してごらん」<br />
「はあっ、はッ…ひ…ぅッ、はぁっ、はぁ…っ」<br />
「っ…兵助ッ…」<br />
本能的なものだった。<br />
まだ息を落ち着かせている兵助に無体はしてはいけない、そう頭では分かっていたのに、八左ヱ門は兵助の腿に手を添えて腰を打ち付けていた。<br />
「ああぁッ！！あっ、はぁッ…はっ…ちゃっっ…ん…ッ、あぁっあっ…！！」<br />
がくがくと兵助は欲に染められた八左ヱ門に揺さぶられる。<br />
体内を突きあげる八左ヱ門の熱さに、兵助は頭の芯までとろけそうな感覚がした。<br />
「ッ…兵助、そんなに締め付けたらッ、出ちゃう…っ」<br />
「だっ…てッ、あぁっあっ、ぁんっっ、んッ…！」<br />
「兵助くんのなかに出してあげなさい」<br />
「は…いっ…」<br />
「やああっ、あついよぉッ！！ひゃぁぅんっっ！！」<br />
兵助のなかに我慢できなかった八左ヱ門が、びゅくびゅくと勢いよく飛沫を注ぐ。<br />
お腹のなかに広がっていく生暖かい液体に、兵助も二度目の精を放った。<br />
<br />
<br />
<br />
「二人ともよくできたね」<br />
<br />
<br />
重なって脱力した兵助と八左ヱ門を、医師は良い子良い子と頭を撫でる。<br />
半分意識の飛んでいる兵助を男は抱え直すと、ぎちぎちに張りつめた自身を兵助の秘部に添えた。<br />
<br />
「お薬ちゃんと兵助くんのなかに入ったかな？念のために先生も兵助くんのなかに挿れてあげるね」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
 <br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
数年後―<br />
<br />
<br />
「はぁ…っ、んっ、ぅ…っ…」<br />
「兵助、大丈夫か？」<br />
「だ…いじょぶ…ッ、移しちゃうから…っ、はぁっ…、はちは向こう行ってて…っ…」<br />
「どうしてこんな時に限っておばさん達いないんだよ～！」<br />
<br />
小学校にあがってからも、八左ヱ門と兵助はいつも一緒にいた。<br />
その日も放課後、八左ヱ門は兵助と遊んでいた。<br />
しかし今日は兵助の様子がおかしかった。顔を上気させ、だるそうに兵助は熱い息を吐いている。<br />
八左ヱ門がぐっしょりと汗が滴る兵助の額に手をやると、かなりの熱をもっていた。<br />
<br />
「どうしよう…どうすればいいんだよ…っ」<br />
<br />
はぁはぁ、と辛そうに息を吐く兵助に、八左ヱ門はオロオロとする。<br />
学校からなんとか家まで運んだが、こういう時に限って、兵助の家族は不在だった。<br />
熱にうなされる兵助の様子に、竹谷は頭を必死で回転させる。<br />
<br />
「…そうだ！」<br />
<br />
そういえば幼稚園の頃、兵助を連れていった病院で熱を鎮める治療をしていた。<br />
これだ、と思い八左ヱ門は急いで薬を探しに行った。<br />
<br />
<br />
「待ってろ、兵助。いま楽にさせてやるからな」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
了<br />
<br /><a href="https://ss5.ko-me.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E6%82%A3%E9%83%A8%E3%81%A7%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%99%E3%81%90%E6%BA%B6%E3%81%91%E3%82%8B%EF%BC%88%E3%83%A2%E3%83%96%E3%81%8F%E3%81%8F%E3%80%81%E7%AB%B9%EF%BC%89" target="_blank">中学生編（竹鉢）</a>]]>
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    <pubDate>Sun, 17 Oct 2010 13:37:43 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>お豆腐の段（竹くく）</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
「豆腐豆腐うっせーよ！！」<br />
<br />
<br />
久々の休日、竹谷と兵助は街へ繰り出していた。<br />
<br />
兵助の豆腐好きは今に始まったことではない。<br />
デートでは大抵豆腐屋をまわり、兵助のよく分からない豆腐研究に付き合う。<br />
それもデートの一貫となっており、竹谷も今まで気にしたことがなかった。<br />
<br />
しかし最近ではテストやら長期実習やらで忙しくて、なかなか街に行けていない。<br />
今日の兵助はその分を埋めるように、ひたすら豆腐尽くしの一日だった。<br />
二人で何処か出かけるのも当然久々である。<br />
只でさえクラスの違う兵助とは、一緒にいる時間が少ないというのに、豆腐ばかりかまけられる。<br />
普段は温厚な竹谷も、今回ばかりは鬱憤が溜まっていた。<br />
<br />
「…なんだよそれ。そんなに怒ることないだろ」<br />
「おれだって許容の限度ってもんがあるんだよ」<br />
<br />
街に出かけたものの、兵助は豆腐にしか目がいっていないようで、竹谷の存在は空気と化していた。<br />
現に忍術学園に戻ってきたいま、初めて兵助と会話をした。<br />
帰り道も上機嫌な兵助に、延々と聞きたくもない豆腐のうんちくを聞かされ、竹谷はうんざりしながら相槌を打っていた。<br />
なんとか道中付き合っていた竹谷だったが、兵助に「ちゃんと人の話聞いてるか？」と愚々られて、我慢は限界だった。<br />
<br />
<br />
「大体、いつも豆腐豆腐ってうるさいんだよ！そんなに豆腐の何がいいんだよ」<br />
「むっ、人の好きずきは勝手だろ？！」<br />
「それを人に押しつけんなって言ってんだよ。やたら最近豆腐メニュー多いしよッ」<br />
「美味しいんだから別にいいだろ」<br />
「だからってお前と違って毎食はとりたくねぇんだよ。そんなに食べたきゃ自分で買ってきたの毎日食ってろよ！」<br />
「だったらおれが食堂のおばちゃんに頼んでるときに言えよ。後から文句言うなよな」<br />
「我慢してやってんだろ？！そのくらい気付けよ！」<br />
「…そうやって合わせてやってる振りして、恩着せがましく言うなよな」<br />
「あ？」<br />
「別に合わせて欲しいなんて一言も言ってないだろ。竹谷はおれに合わせてる自分に満足してるんじゃないのか」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「ッ離せよ…っ！！」<br />
<br />
頭に血が上った竹谷は兵助を突き飛ばすと、その場に兵助を押し倒す。<br />
暴れる兵助を押さえ込んで橙色の着物を強引に剥いだ。<br />
<br />
「この豆腐野郎ッ、頭きた！」<br />
「こんなところでやめろッ」<br />
<br />
竹谷は買ってきたざる豆腐を掴むと、ひん剥いた兵助の身体にびしゃっと投げつける。<br />
柔らかい豆腐が兵助の身体の上でぶちまけられた。<br />
<br />
「っ冷た…ッ！竹谷なにするんだよ！！食べ物を粗末にするな！！」<br />
<br />
「うるせぇ！！！」<br />
<br />
せっかく買ってきた豆腐を台無しにされただけでなく、自分の身体にかけられて、いつもはあまり感情の起伏が激しくない兵助もかっとなる。<br />
しかし竹谷も今日ばかりは腹の虫が収まりそうになかった。<br />
兵助に劣らぬ迫力で、兵助を一蹴する。<br />
<br />
「兵助の大好きな豆腐だろ！味わえよッ」<br />
「んっっ…ッ、やめろよ！！竹谷なに考えて…」<br />
「豆腐が食いたかったんだろ？！」<br />
<br />
崩れた豆腐の固まりに、竹谷は熱く勃った自身を突っ込むと、そのまま兵助の口元に押し込んだ。<br />
<br />
「んぐぅッ！！んっ…んんッ…！」<br />
「どうした？しっかり味わえよ」<br />
<br />
竹谷の勢いの良さに、柔らかい豆腐が兵助の口からボロボロと零れて、兵助の口の周りを汚す。<br />
喉奥に竹谷の性器があたって、苦しさに兵助はくぐもった声を唸らした。<br />
<br />
「んぐっ、んッ、んぅッ…！！」 <br />
「ちゃんと舐めて綺麗にしろ。お前の大好きなお豆腐様なんだからな」<br />
「ひぐ…っ、んんっ、ん…ッ！」<br />
<br />
目の端から生理的な涙が滲んできた兵助に、竹谷の嗜虐心は更にそそられた。<br />
竹谷は兵助の前髪を掴んでより引き寄せると、兵助の綺麗な顔に股間を擦りつける。<br />
<br />
「なぁ、兵助押さえつけるのなんてこんなに簡単に出来るんだ。あまり調子に乗るなよ」<br />
「んぐぅッ、んんっ！！んぅ…ッんっ！！」<br />
<br />
竹谷の言い方にかちんときた兵助は反発しようとしたが、口の中で罵声は吸い取られた。<br />
顔面に竹谷の陰毛が当たって、むず痒さと嫌悪感に兵助はひどく顔を歪める。<br />
竹谷は兵助の頭を押さえながら、手を伸ばして兵助の性器を握り締めた。<br />
<br />
「こんなんですぐ勃起してんなよ」<br />
「んぅッ！！やぁっ、あぁッあっ…！」<br />
<br />
上を向いた兵助を大きな掌全体で扱きあげる。<br />
ぐっちゃっと兵助の身体にまみれた豆腐を竹谷は一握りして、兵助の性器に一緒に絡めた。<br />
<br />
「ひぅッ、つめ…たいっ、やぁぁっ、あっ…あぁッ…！」<br />
「良かったな兵助、お豆腐と一緒にセックスできて。どうだ？自慰に使えそうか？お前の研究レポートに書き加えておけよ」<br />
「あぅっ、あっあ…ッ、やぁっ…やめて…ッ」<br />
<br />
なんとも形容しがたい感触が兵助を襲う。<br />
何よりもこんなもので弄られても感じてしまう背徳感が、兵助をいっそう燃えあがらせていた。<br />
<br />
「いつも以上に濡れてきてんじゃねぇの」<br />
「あっ…はぁっ、あぁっんっ…んぅ…ッ」<br />
「さっきの勢いはどうしたんだよ。誰が恩着せがましいって？もっかい言ってみろ」<br />
「ひゃぅッ、やぁっあっ、ああッ…！」<br />
<br />
ぐにっと竹谷に先端を握り込まれて、ぴくぴくと兵助の身体が波打つ。<br />
竹谷の性器はとっくに兵助の口からこぼれていたが、竹谷はそれでも構わないようだった。<br />
兵助の唾液で濡れた性器を、兵助の頬や睫毛にぺちぺちと押しあてる。<br />
恋人にすることとは思えない仕打ちに、兵助は怒りよりも哀しみが強くなってきた。<br />
<br />
<br />
「はぁっ…はっ…、たけ…や…ッ、も…やめ…てッ…」<br />
「駄目だ」<br />
「…みん…なッ、見て…る…ッ」<br />
<br />
廊下であれだけ騒いでいれば人が集まらない筈はなかった。<br />
同級生だけでなく、上級生や下級生も何事かと駆け付けてくる。<br />
<br />
「竹谷先輩の雰囲気がいつもと違う…なんか怖い…ッ」<br />
「久々知先輩…」<br />
「あいつら豆腐まみれで何やってるんだ？」<br />
<br />
興味をもつ者、呆れた眼差しを向ける者、怯える者、皆揚々に竹谷と兵助をじっと見る。<br />
竹谷はほとんど服を着崩していないからいいが、兵助はほぼ全裸の状態である。<br />
この上ない羞恥に耐えられなくて、兵助はついに泣きまじりに懇願した。<br />
<br />
「やだぁっ…！はち…ッ、はっ…ちゃ…っ！やめて…っ、ひっく…お願っ…お願いだから…ッ！！」<br />
<br />
大勢の忍たまが見ているというのに、竹谷はまったく周りを気にする余裕がないようだった。<br />
<br />
「いいから尻だせよ」<br />
<br />
竹谷の怒りが今までにないものだと兵助は気付いたが、ときは既に遅い。<br />
竹谷は兵助の身体を裏返すと、慣らす変わりに先走りを兵助の秘孔になすりつけた。<br />
<br />
「いや…ッ、やだっ…、ごめんなさいッ、ごめっ…、はっちゃん…っ、もう言わないからぁっっ…！！」<br />
<br />
入り口に感じる竹谷の熱さに、兵助は蒼ざめた顔で謝罪の言葉を口にする。<br />
<br />
「やぁっっ、はっちゃ…ッ、ひぅ―ッ！！やああぁっ！！」<br />
<br />
太い竹谷の塊がぐにっと兵助の秘部に押し込まれる。<br />
きつく締め付けてくる内壁に構わず、竹谷は衝動のまま性器をすべて兵助のなかに突き挿れた。<br />
<br />
「やあッッ、痛い…っ、抜いてよぉ…っっ、ああっ！！」<br />
「すぐに気持ち良くなるんだから我慢してろ」<br />
<br />
竹谷は床に兵助の上体を押し倒して、上から獣の交尾のように覆いかぶさる。<br />
深く繋がった腰を動かし、兵助の狭い孔内をぐちゅぐちゅと思うがままにまさぐった。<br />
<br />
「いやっ、ああッ、あっあ…っ、だめぇっっ…ひゃぁあッ！！」<br />
「っ…兵助、兵助ッ…」<br />
<br />
ガツガツと竹谷が思いの丈をぶつけるように、兵助の豆腐のように白い身体を蹂躙する。<br />
人だかりの端で二人を傍観していた三郎と雷蔵は、他人事のように漏らした。<br />
<br />
「竹谷のやつ完全に切れてるな」<br />
「周り見えなくなってるね。兵助も可哀想に…」<br />
「大方また豆腐豆腐うるさく言ってたんだろ。自業自得だよ」<br />
<br />
あいつの豆腐狂にはこっちも迷惑してるんだ、と三郎が非情に言う。<br />
<br />
「さてと…」<br />
「三郎どこ行くの？」<br />
「すぐ戻ってくる」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
雷蔵に言ったとおりすぐに戻ってきた三郎は、手に豆腐を持っていた。<br />
そのまま竹谷に揺さ振られている兵助に近づくと、兵助の顔の横に膝をついた。<br />
<br />
「兵助、いい様だな」<br />
「ああっん、あッあ…っ、さぶろ…ッ、はっちゃ…ッ止め…てっ…ッ！！」<br />
「兵助、これやるから私にもやらせてくれよ」<br />
「ふぇっ…っ、んぐッッ！！」<br />
<br />
持ってきた豆腐を三郎はぐちゃりと兵助の顔面に押し付ける。<br />
縋った三郎にまで無体をされて、兵助は何故ここまでされなければいけないか分からず、呆けて唇を震わせた。<br />
<br />
「竹谷、ちょっと腰ずらせよ」<br />
「あー？」<br />
「私も兵助の豆腐好きには鬱憤が溜まっているんだ。一緒に発散させろよ」<br />
「ちっ…しょうがねぇな」<br />
<br />
竹谷は兵助を抱え上げるとひょいと体制を入れ替える。<br />
ぐりっと内部が竹谷の性器に抉られて、兵助はまた嬌声をあげた。<br />
<br />
「あぁッッ！やっ…な…なにするの…？」<br />
「三郎も挿れたいんだってよ」<br />
「や…やだよッ、むり…ッ、入らない…っっ」<br />
「足腰立たなくなったら、私が代わりに授業でてやるよ」<br />
<br />
兵助の下に身体を入れた竹谷が、三郎が入りやすいようにぐいっと兵助の双丘を開く。<br />
いつも以上に興奮して大きくなっている竹谷のものだけでもぎちぎちなのに、ここに三郎のものまで受け入れたら壊れてしまう。<br />
兵助は豆腐や精液でぐちゃぐちゃになっている身体を必死で捩らした。<br />
<br />
「ひっく…やだっ…、やだよぉ…ッ」<br />
「ほら兵助、お前の好きなお豆腐やるから泣きやめよ」<br />
「ぅぐッ…！！」<br />
<br />
こんな状況にも関わらず、竹谷が床にバラまかれた豆腐を兵助の口の中に押し込んでくる。<br />
馬鹿にされて兵助はキッと竹谷を睨み返した。<br />
<br />
「おーまだそんな顔できたのか」<br />
「挿れちまえばまたすぐ泣き喚くだろ」<br />
「ひッ…！！」<br />
<br />
竹谷との結合部に、もう一つの熱の塊があてられる。兵助は挿れられるであろう質量を想像して、ぞっとした。<br />
それはすぐに現実のものとなって兵助を襲った。<br />
<br />
「いッ…、あああぁッ！！痛いッ、きついよぉっっ、やぁあっ、ああッ…！！」<br />
「っ…きつッ、さすがに二人分は厳しいな」<br />
「ッ…三郎動けるか？」<br />
「ああ…っ」<br />
「ひゃああッ、やだぁっ、こわれちゃうよぉっ…、ああっあッ！！」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「なぁ不破、五年生はTPOって言葉を知らないのか？」<br />
「…ごもっともです…」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
後日―、<br />
<br />
<br />
「兵助、豆腐屋行かねぇの？」<br />
「……いい」<br />
<br />
再び街に遊びにきていた竹谷と兵助だったが、豆腐屋を前に、兵助はすっと店先を素通りした。<br />
しゅんと下を向いて、とぼとぼと歩く兵助に、竹谷の良心が痛む。<br />
<br />
「……」<br />
「兵助…その…、豆腐屋行ってもいいんだぜ」<br />
「え…」<br />
「こないだはつい頭に血が上ってかっとなっちまったけど、おれ兵助が楽しそうにしてる顔見るの大好きだしさ」<br />
「はっちゃん…」<br />
「無理やり悪かったよ。おれ兵助のこと、全部ひっくるめて好きなのにさ。豆腐に嫉妬したっていうか…情けねぇよな、ほんと格好わりぃよ。兵助ごめんな」<br />
「…お豆腐…好きでもいいの？」<br />
<br />
おずおずと兵助が竹谷に尋ねる。<br />
あの出来事があって以来、さすがに自分の身勝手さに気づいた兵助は豆腐を自重していた。<br />
<br />
「おぅ！今日はおれも一緒に食べるよ」<br />
「嬉しいっ」<br />
<br />
（っ…くそッ、兵助可愛いな）<br />
<br />
悔しいが、豆腐が絡んだときの兵助はいつも以上に可愛い。<br />
この兵助を見るために、またしばらく豆腐三昧の日々かと竹谷は覚悟を決めた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
了<br />
]]>
    </description>
    <category>×くく</category>
    <link>https://ss5.ko-me.com/%C3%97%E3%81%8F%E3%81%8F/%E3%81%8A%E8%B1%86%E8%85%90%E3%81%AE%E6%AE%B5%EF%BC%88%E7%AB%B9%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89</link>
    <pubDate>Sat, 18 Sep 2010 13:06:44 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>彼のものは僕のもの、僕のものは僕のもの（鉢←くく）</title>
    <description>
    <![CDATA[いつも見てるからすぐに気付いたよ。<br />
“彼”に絡まる熱視線。<br />
だって僕は誰よりも“彼”を見ているんだから。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
彼のものは僕のもの、<br />
僕のものは僕のもの<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「三郎ッ、課題教えて欲しいっていうから見てやってんのに…！」<br />
<br />
夕食も終わり、兵助は課題で分からないところがあるとやってきた三郎の問題を解いていた。<br />
い組の生真面目さも発揮し、一つ一つ細やかに教えていた兵助だったが、中盤まで進んだ頃合、いきなり三郎に押し倒された。<br />
<br />
<br />
「三郎、どけよッ！やる気がないなら帰っ…んっ、んんッ？！」<br />
<br />
三郎の顔が近づいてきたかと思えば、口を吸われる。<br />
舌が兵助の暖かい口内を縦横無尽に動きまわって犯していく。<br />
兵助は息苦しさに抵抗らしい抵抗もできなくて、三郎の動きにただ翻弄された。<br />
<br />
「んッ、はぁっ…は…ぁっ、ッ何すんだよ！」<br />
「これくらいで息あがっちゃって可愛いな」<br />
「やっ…」<br />
「なんだ兵助始めてか？」<br />
<br />
兵助の装束の隙間からごそごそと三郎が手を入れて、器用に兵助の身にまとっているものを脱がしていく。<br />
素肌に触れてきた三郎に、兵助はぴくんと身を竦ませた。<br />
<br />
「やだっ…さぶろッ、ぁあっ、やあっ…ッ」<br />
「熱くなってんじゃん」<br />
「ひゃぁっ、あっ、あぁ…ッ」<br />
「兵助ここ触られて気持ちいい？」<br />
「ん…ッ、んぅっ…やっ…、あぁっあ…ッ」<br />
<br />
三郎の問いかけには応えなかったが、兵助のとろけそうな表情がそれを肯定していた。<br />
自分に向けられる情欲に染まった瞳に、三郎は口元を緩めた。<br />
<br />
<br />
<br />
「兵助挿れるぞ」<br />
「ん…ッ、んんっ…、――ッッ！！」<br />
<br />
口吸いを強請ってきた兵助に再び唇を落とし、三郎は大して慣らしもせずに腰を進める。<br />
膨大な質量が押し入ってきて、兵助は畳に爪を立てて圧迫感に耐えた。<br />
<br />
「ああぁッ、あっ、ひぅ…ッ、やぁっっ！！」<br />
「んっ…きつ…ッ、さすが初めてなだけあるな」<br />
「っあッ、ひゃあっ…さぶろッ…あぁっあっ…！」<br />
<br />
兵助の性器も一緒に触ってやると、兵助の強張っていた身体が緩む。<br />
三郎はその隙に性器を突き動かして、ぐいぐいと兵助のなかに沈めていく。<br />
ぴったりと絡まってくる兵助の柔らかい襞に、三郎はごくりと喉を鳴らした。<br />
<br />
「やぁっ、あぁっ…あぅッ、あっあ…ッ」<br />
「すげぇな…」<br />
「はぁっぁっ、ひゃんっ、あ…ッ、さぶろ…っ、もっと…ッ」<br />
「もっとなんだよ」<br />
「お…くッ、欲しい…っっ！あぁっあッ、んんっ…！」<br />
「兵助、淫乱の素質あるんじゃねぇの？」<br />
<br />
お望み通り突いてやりながら、いつもの清楚華麗な久々知兵助はどこにいったよ、と三郎が嘲う。<br />
<br />
「毎晩兵助がなにやっているか見に来ようかな」<br />
<br />
もっと早く手をつけておけば良かったと言わんばかりに、三郎は兵助の口端から垂れる唾液を舌で吸いとった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「兵助って私のこと好きなの？」<br />
「…べ…つに…」<br />
<br />
ひとしきり身体を貪り合ったあと。<br />
ストレートに三郎に尋ねられて、兵助が口ごもる。<br />
<br />
「そっか」<br />
<br />
兵助が好きでもないやつと寝るわけがない。<br />
ぷいと横を向いた兵助に、素直じゃないなと思った。<br />
<br />
「残念だな」<br />
「…三郎っ……おれ…」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「僕は兵助のこと好きだけどな」<br />
<br />
<br />
<br />
「―ッ！！！！！」<br />
<br />
<br />
作っていた声色を戻して、雷蔵は兵助ににっこりと微笑む。<br />
兵助は血の気がひいていくのを感じた。<br />
<br />
「でもごめんね。三郎は僕のものだから」<br />
<br />
唇を震わせて唖然としている兵助の耳元へ雷蔵が口を寄せる。<br />
<br />
「いくら大好きな兵助でもあげられないよ」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「ひぅッ！！いやっ、やだっらいぞ…ッ、ああぁっ！」<br />
「さっきは『もっと』ってねだってたじゃない」<br />
「やぁッ、あっぁ…んっ、ああッ…っ」<br />
「ねぇ、兵助って凄いいやらしい身体してるんだね。僕気にっちゃった」<br />
「ら…いぞ…ッ、ひどい…っ…」<br />
「ひどい？何言ってるの？僕と三郎見抜けないなんて、所詮その程度の気持ちでしかないんでしょ」<br />
「それ…は…」<br />
<br />
グリッと兵助の最奥を雷蔵が性器で抉る。<br />
弱いところをぐちゃぐちゃに執拗に責められて、兵助は狂暴な快感に流された。<br />
<br />
「やあぁッ！あっ、ひゃぁっ、あっあぁ…ッ！！」<br />
「これは僕のものに感情を抱いた罰だよ」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「さてと」<br />
<br />
意識を飛ばした兵助から自身を引き抜き、雷蔵は起き上がる。<br />
精にまみれた兵助と濡れて色の濃くなった畳。<br />
独特のにおいが立ち込めた部屋の扉を雷蔵は開けた。<br />
<br />
「次は竹谷のところに行かなきゃね」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
了<br />
<br />
<br /><a href="https://ss5.ko-me.com/%C3%97%E3%81%8F%E3%81%8F/%E5%BD%BC%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E5%83%95%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%80%81%E5%83%95%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E5%83%95%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%EF%BC%88%E9%89%A2%E2%86%90%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89" target="_blank">◆雷蔵様</a>]]>
    </description>
    <category>×くく</category>
    <link>https://ss5.ko-me.com/%C3%97%E3%81%8F%E3%81%8F/%E5%BD%BC%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E5%83%95%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%80%81%E5%83%95%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E5%83%95%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%EF%BC%88%E9%89%A2%E2%86%90%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89</link>
    <pubDate>Sat, 18 Sep 2010 10:15:25 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>色の忍務への葛藤（竹くく）</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
広い寝室。<br />
一つだけ灯された光に照らされて、細い影が艶めかしく揺れ動く。<br />
<br />
「あぁッ、はぁっ…ぁんっ、んッ…」<br />
<br />
知りもしない男に揺さ振られながら、兵助は甘い声を漏らして男が喜びそうな反応を返す。<br />
熱い雄の塊が自分のなかで出し入れされる。その感触を深く感じないように、兵助は別のことに思案を張り巡らせた。<br />
<br />
「…ッぅ…」<br />
「やぁあッ！あっ…はぁっぁっ…！」<br />
<br />
男が低く呻いて、穢らわしい種子を兵助の中に吐き出す。<br />
精射から逃れることができなくて、兵助は男の欲望を体内いっぱいに受け止めた。<br />
どくどくと注がれる液体に、身体が反射的にぶるりと身震いする。<br />
<br />
「はぁっ、ぁあっ…はぁっ…」<br />
<br />
男の塊がなかで萎んでいくのが分かる。<br />
男は満たされたようで、目の前の美少年の喉元へ唇を寄せた。<br />
<br />
「んっ…んぅ…っ、はぁ…っ…」<br />
<br />
結合後の抱擁を受けとめながら、兵助は冷めきった内心で一息を吐いた。<br />
<br />
(やっと終わった…)<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「兵助」<br />
<br />
忍務から兵助が戻ると部屋の前に竹谷がいた。<br />
何も言わずに抱き締められる。<br />
恋人が他の男へ抱かれに行くのを黙って見送るしかない。<br />
竹谷の腕の力の強さに、兵助は自分よりも竹谷が傷ついているのだと感じた。<br />
<br />
<br />
兵助を抱き締めたときに、ふわりと通った知らない男の残り香。<br />
竹谷は自分が何をしているか判別するよりも先に、手が動いていた。<br />
<br />
「痛っ…竹谷ッ？！」<br />
<br />
兵助を押し倒し、乱暴に着物を剥ぐ。<br />
疲れているだろう兵助の身体に手を、唇を、這わせた。<br />
<br />
「やぁっ、あっ…、あぁっ…たけ…や…ッ」<br />
<br />
兵助の滑らかな身体を貪りながら、竹谷は兵助の秘孔へ指を差し込む。<br />
そこはまったく使っていないと惑うほど綺麗な蜜壺なのに、中はすでに柔らかくほぐれていた。<br />
そのことが無性に腹が立ち、竹谷はぐりっと兵助の内壁に爪をたてる。<br />
<br />
「ひゃぁっ！！あぁ…ッ、あっ、やだぁっ！！たけやぁッ…！」<br />
<br />
ぐりぐりと兵助の柔らかい粘膜を引っ掻くと、兵助が髪を振り乱してやめてと訴える。<br />
兵助の嫌がる姿に、竹谷は少し心が落ち着くのを感じた。<br />
<br />
「あぅっ…はぁっ…ぁッ、あっ…ッ」<br />
<br />
ずっとずっと愛しくてたまらなかった。<br />
自分の愛撫に感じる兵助の姿。<br />
今じゃ見ているだけで沸々と竹谷を苛立たせた。<br />
<br />
「…の顔で…」<br />
「…？」<br />
「この顔と声で別の男たらしこんで来たのかよ」<br />
<br />
竹谷にしては滅多に聞くことのない低く冷めた声。<br />
<br />
「くそっ…兵助はおれのもんなのに…ッ」<br />
「やああッ、あぁっあ…っ、待っ…ッ…」<br />
<br />
やりどころのない想いをぶつけるように、竹谷は兵助に激しく腰を突き動かす。<br />
<br />
「兵助、兵助ッ！」<br />
「ひぅっ、ああっぁ…ッ、たけ…や…っ…ゃあぁッ！」<br />
<br />
疲れた身体では竹谷に応えることもできず、兵助はだらりと弛緩した身体で竹谷の欲求を受けとめる。<br />
力の入っていない兵助を竹谷はやっかみが残るまま突き上げた。<br />
<br />
<br />
<br />
「ちが…う…ッ、こんなことしたいわけじゃ…」<br />
「……」<br />
「わ、わりぃ…兵助ッ、おれっ、本当に…ッ、なに…して…」<br />
<br />
兵助を貪ったあとの残骸に、竹谷が我にかえって茫然とする。<br />
兵助が忍務から帰った後はいつもこうだった。<br />
<br />
「辛いのはっ…兵助なのに…ッ」<br />
「…いいんだ…」<br />
<br />
竹谷が自分よりも苦しんでいることは分かっている。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
（だから…三禁なんだ）<br />
<br />
<br />
<br />
その禁じを破ってしまったおれたちは、それ相応の咎めを受ける。<br />
この重くのしかかってくる痛みも、至極当然の報いなのかもしれない。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
了]]>
    </description>
    <category>×くく</category>
    <link>https://ss5.ko-me.com/%C3%97%E3%81%8F%E3%81%8F/%E8%89%B2%E3%81%AE%E5%BF%8D%E5%8B%99%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%91%9B%E8%97%A4%EF%BC%88%E7%AB%B9%E3%81%8F%E3%81%8F%EF%BC%89</link>
    <pubDate>Sat, 28 Aug 2010 17:41:30 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">ss5.ko-me.com://entry/24</guid>
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