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包○ネタ(勘くく)

※ニ年生くらい




「勘ちゃん、剥くのってどうやってやるの?」
「ぶはッ!!!!」

兵助に唐突に尋ねられて、勘右衛門は飲んでいたお茶を盛大に吐いた。

「え…兵助いま何って言った?」

思わず耳を疑う内容に、勘右衛門は恐る恐る聞き返す。
しかし兵助は無垢な瞳で勘右衛門を見つめたまま、もう一度同じ言葉を繰り返した。

「剥き方が分からないんだ」
「な、なんで急にそんなこと…?!」
「三郎にまだ剥けてないのかよって言われて…」

(三郎のやつ…!!)

兵助にいらんことを吹き込みやがって、と勘右衛門は自由奔放で悪戯心満載な友人を恨めしく思った。

「勘ちゃんはもう剥けてるの?」
「あー…うんまぁ…」
「そうなんだ…やっぱりおれだけなのかな」
「そんなことないよ。こういうのって個人差あるしさ」
「…そっか…」
「兵助は今のままで大丈夫だよ」

純潔なままの可愛い兵助でいて欲しいと、勘右衛門は兵助の肩に手を置いてじっと見つめながら言い聞かせた。
兵助と同じクラス、同じ部屋になってからというものの、兵助に性の知識を触れさせないよう暖かく見守ってきたのに、あろうことか三郎に侵食されるとは不躾も甚だしい。
あとでシメるしかないと勘右衛門は内心怒りをたぎらせた。

「…でもおれだけ遅れてるのやだよ」
「兵助はそのままでいいんだよ」
「勘ちゃん教えてよ」
「駄目だ」
「勘ちゃん」
「兵助には必要ないよ」
「なんでだよ!」
「なんでも!!」
「ッもういい、竹谷に聞いてくるっ」
「ちょっ!!兵助待てって!」

自分以外にそんなことを尋ねられたらたまったものではない。
ただでさえ兵助を狙っている輩が多いのに、自ら犯されに行くようなものである。
勘右衛門は慌てて立ち上がった兵助を押さえた。

「分かった、おれが教えるから…!」
「本当?!ありがとう」

にっこりと兵助に微笑まれて、勘右衛門は愛らしさにぐっと胸が締め付けられた。

(うぅ…ずっと兵助には白いままでいて欲しかったのに…)

嘆いても仕方がないが、ふんわりと純真な兵助を見ると、大人に進むことが悔やまれた。

「で、どうすればいいの?」
「…とりあえずお風呂場行こっか」







誰もいない昼間のお風呂場で、勘右衛門と兵助の声だけが響く。
焚きたての湯は白い湯気を室内に充満させていた。
兵助は浴槽に寄りかかると、ぺたんとタイルに座り込んだ。

「兵助、手退けないとできないよ」
「だって恥ずかしいよ…」
「兵助が教えて欲しいって言ってきたんでしょ」
「そうだけど…。せめて勘ちゃんも脱いでよ!おれだけ裸なんて嫌だよ」

自分は全裸なのに勘右衛門はきっちり装束を着ている状況に、さすがに恥ずかしくなって兵助が顔を赤くして叫ぶ。

「そのうち気にならなくなるから」
「でも…」
「ほら」

さっさとやるよ、と勘右衛門は自身を隠していた兵助の手を退ける。
まだ被ったままの小さな兵助の中心を指先で掴んだ。

「…ぁっ…」

他人の手に触れられて、ぴくんと兵助が身体を震わす。
勘右衛門は石鹸をとると、兵助の薄いピンク色の性器に泡を絡めた。

「ふぁっ…勘ちゃんくすぐったい」
「ちょっと我慢してね。こうやって滑りをよくしたら少しずつ皮を下げていくんだ」
「いッ、うっ…痛いよ…ッ」

亀頭に被っている皮を僅かに降ろされて、兵助はちくっとする痛みに顔を歪めた。

「始めはピリッとするけど、段々慣れてくるから」

勘右衛門は石鹸をたくさん擦り付けてあげながら、ゆっくりと下げていく。
つるりと小さい頭が顔を出した。


「ッぅ…、はぁっ…ぁ…っ…」
「兵助の可愛い」
「ひゃぅっ!やだっ…やだよ勘ちゃん…ッ!」

剥きたての淡い先端に誘われるように勘右衛門が唇を落とす。
舌でちゅくちゅくと舐めると兵助がむず痒そうに腰を動かした。

「あっ…んん…ッ、やだぁっ…あ…あ…っ」

(うーん噛みつきたいけど、きっと兵助泣いちゃうしなぁ…)

ぬるぬると唾液で光る兵助の先端はいっそう美味しそうで、そこにかぶりと噛みついて幼いハリのある感触を味わえたらどんなに至福なことだろうか。
勘右衛門は想像してじゅるりと舌舐めずりをした。

「はぁっ…や…っ、あっあ…ッぁ…」

(感じてる兵助可愛いな)

さすがに噛むことはやめて、勘右衛門は再び舌を先端に這わす。
頬を紅潮させて初めての感触に戸惑う兵助を上目で見ながら、従順に反応をかえす様子を愉しんだ。

「兵助のちょっと硬くなってきたね」
「ぅっ…やだぁ…っ…勘ちゃ…ッ…」

指で挟んでいた兵助の中心が芯をもってくる。
このまま達かせてもやりたかったが、本来の目的を思い出して、勘右衛門は窪みの部分で止まった皮に手をかけた。


「ひっ!!!痛いッ…!!」


甘い疼きに満たされていた兵助は、唐突に与えられた痛みに身体を大きく竦ませた。
先程よりも鋭い刺激に顔がきつく歪む。

「兵助大丈夫?今日はここで止めとく?」
「ううんッ、大丈夫…っ、続けて…」

過剰に反応した兵助を心配そうに覗きこんできた勘右衛門に、兵助は首を左右に振って続行の意を示した。

「いッ…ぅっ…はぁっ…あ…っ」

ゆっくりと棹の部分の皮が下げられる。
赤い艶めかしい皮膚が出てきて、兵助は掌をぎゅっと握りしめて痛みに耐えながら、新しい感覚の自分の身体をまじまじと眺めた。

緊張ではき出される熱い吐息が湯気に混じって消えていく。
勘右衛門は動悸が激しくなっている兵助を苦笑すると、一旦顔を上げた。

「そんなに力入れなくてもいいよ」
「はぁ…っ、ぁぅっ…勘ちゃ…」

不安げに揺れる兵助の瞳が絡まる。



「今日はこのくらいにしておこっか」

勘右衛門は顔を赤くしていっぱいいっぱいになっている兵助の性器から手を離した。
代わりに目の端に浮かんできた涙を拭ってやる。

「でも…」
「急にすぐ剥けるものでもないんだよ。何度もこうやって降ろしてクセを付けていかなきゃいけないんだ」
「そっか…」
「バイ菌が入りやすいからしっかり洗ってね」
「うん」

勘右衛門はぬるま湯を兵助の自身に掛けてやりながら、皮と性器の隙間を丁寧に洗う。

「ふぁっ…やっ、…ぁぅっ…ん…ッ」

(…兵助エロいなぁ)

本人は無意識だろうが、勘右衛門の指の動きに合わせて、濡れた口唇から喘ぎ声が零れる様に、勘右衛門はムラムラとしてきた欲望をぐっと抑えこんだ。

(今度は精通もさせてやらなきゃなー)

保護者のような気分になりながら、上気した顔でとろんと虚ろな瞳を勘右衛門に向けてくる級友を愛らしく想った。






「勘ちゃん…もういいから…ッ」
「いやちゃんと拭かないといけないし」
「だからって…」

そんな近くで見られると恥ずかしいよ、と兵助が勘右衛門の頭を押し返す。
同じものが自分にも付いているのに、兵助のものだと思うと妙に愛しく想えてきて、勘右衛門は幼い性器を念入りに拭いた。
手拭いの角を使って、剥いた部分の水滴を余すところなく吸い取ってやる。


「ッもういいよっ!」
「あ…」

勘右衛門の視線に耐えられなくなった兵助が、勘右衛門から手拭いを奪う。
照れを隠すようにすっと立ち上がると、足早に脱衣場へと向かった。

「兵助」
「なに?」
「絶っっ対おれがいないとこでやったら駄目だからね」
「…?分かった」

後ろから強く投げ掛けられて、きょとんとしながら小さく兵助が頷く。


「そうだ兵助、ちょっと三郎呼んできてくれない?」
「いいよ」

今日は一歩大人に近づいたような気がして、ほんわかとした気分で兵助はまだ風呂場にいる勘右衛門に返事をした。









「こんなところに呼び出して何の用だ?」
「大した用じゃないよ」

飄々とやってきた三郎の頭をがっしりと鷲掴みにすると、勘右衛門は躊躇することなく湯槽の中に勢い良く突っ込んだ。

「うぐっ!?んんんん―ッ!!?!」

突然のことに驚いて手足をバタつかせる三郎を抑え込みながら、力を緩めることなく頭をお湯へ沈める。
三郎がぶくぶくと泡を噴いてきたところで、勘右衛門は一度髪を引っ張り上げて、上を向かせた。


「っはあ、はぁ、はぁッ…なにするんだ勘右衛門!危うく窒息死するところだったじゃないか!変装も剥がれそうだ!」
「自分の胸に聞いてみな」
「え、私?何かした…って…んうッ!んん、んッ―!!!!!」

三郎が思い返す間も与えず、勘右衛門は再び強い力で頭を湯槽の中に押し込んだ。
息苦しさはもとより熱いお湯が肌に突きささり焼けるようである。

三郎が泣き叫んで許しを請うまで勘右衛門の湯責めは続いた。



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