※幼稚園時(現パロ)
「ちょっと痛いけど、我慢しててね」
患部でとまってすぐ溶ける
幼なじみである八左ヱ門と兵助は公園で遊んでいた。
「兵助ー早く来いよ!」
「待ってよ、はっちゃんッ」
八左ヱ門はジャングルを見つけるといち早く駆け寄り、てっぺんまで登る。
器用に棒の上に立ちながら、兵助を呼んだ。
「ほら、兵助っ!遅いぞー」
「はちが早すぎるんだよッ」
瞬発力が人並はずれて良い八左ヱ門に、兵助は小言を言いながら追いかける。
兵助も運動神経は良い方だったが、八左ヱ門と遊ぶといつもおいていかれた。
持ち前の負けん気もあり、兵助も足の速さを強めた。
「ぁ―…ッ!!」
「兵助っ!!!」
兵助がジャングルジムに手を伸ばしたときだった。
上にいる八左ヱ門ばかり見ていて下が不注意になっていた。
兵助は地面のでっぱりにつまづき、そのまま鈍い音を立てて、正面からジャングルジムへと激突する。
上にいる竹谷にも振動が伝わってきて、慌てて竹谷は兵助のもとへ駆け寄った。
「兵助ッ!!大丈夫か?!」
「…ッ…いた…っ」
「ご、ごめん俺が急がせたから…」
ゆっくりと兵助が起き上がる。
兵助の白いおでこにはぷっくらと赤いこぶができていた。
「兵助っ…どうしよう…おれのせいで…ッ」
擦りむいた膝小僧からも血が滲んでいて、竹谷は自分のせいで兵助に傷を負わせてしまったと騒然とした。
「っ…大丈夫だよ。ちょっと擦り剥いただけだし…」
額と膝頭はじんじんとはするが、特に支障はない。
兵助は顔を蒼白くしている八左ヱ門を宥めた。
「いや、痕に残ったら…おれ…ッ」
家が近く、親同士が仲良いこともあり、兵助と八左ヱ門は生まれたての頃から一緒にいた。
今よりも幼かった頃の兵助は、儚い少女のようで八左ヱ門は子供ながらに自分が守ってやらなければと思っていた。
兵助が自分と同性だと気付いたのは、幼稚園にあがる直前のことだが、八左ヱ門にとってその想いは変わらなかった。
「兵助…っ…」
それがいま自分のせいで兵助に怪我をさせてしまった。
八左ヱ門は言い様のないショックに苛んだ。
「び、病院行かなきゃ…!」
「いいよ。ただの打ち身と擦り傷だし」
「駄目だ!!兵助にもしなにかあったらどうしていいか分かんねぇよッ」
「はっちゃん…」
本当に大したことはなかったのだが、八左ヱ門の強い心配に兵助はこくんと頷いた。
「はい、傷はこれで大丈夫かな」
「あ…ありがとうございます」
兵助は八左ヱ門に抱えられるまま、近くの街医者に駆け込んだ。
思った通り、消毒して絆創膏を貼るだけの処置で終わった。
こんな軽い怪我でわざわざ先生に見てもらうことがなんだか恥ずかしくて、兵助は口ごもりながらお礼を言う。
一方八左ヱ門は安心してほっと胸を撫で下ろした。
「先生、ありがとうございました」
「ありがとうございました!兵助、歩けるか?」
「うん」
「…待ちなさい」
「…?」
「見えるところの怪我だけではないかもしれない。ちゃんと診察しておいた方がいい」
「だ、大丈夫だと思いますが…」
「たかが転んだだけとはいえ侮ってはいけないよ。大きな病も始めは小さなものなんだからね」
「はぁ…」
「兵助、ちゃんと診てもらえよ。先生お願いしますっ」
「分かっているよ」
「あの…っ」
医師の膝の上に乗せられた兵助は戸惑っていた。
育ちの良さが感じられる兵助の紺色の半ズボンは下ろされて、足首で引っ掛かっている。
なおも今下着に手がかけられようとしていた。
「ここは…っ、関係ないんじゃないですか…っ?」
「いや関係あるから診るんだよ」
医師は白い兵助の下着の端を掴むと、するりとズボンと同様に下ろした。
「やっ…」
小さい兵助の性器が外気に触れる。
兵助は咄嗟に足を閉じようとしたが、男の手によってぐいっと反対に大きく開かされた。
「ちゃんと広げてないと診れないからね」
「で、でも…っ、はっちゃんもいるし…」
簡易椅子に座って、じっと兵助を心配そうに見ている八左ヱ門を気にして、兵助はさっと掌で自身を隠す。
「こらこら。これは治療なんだから恥ずかしがることはないんだよ」
男は兵助の手を優しく退けると、兵助の幼い性器を掴んだ。
「ひゃぁっ…!」
「兵助くんは肌が本当に白いね。ここも実に可愛らしい」
お菓子のようで食べてしまいたくなるね、と医師が舌なめずりをする。
「まずは剥いてあげないとね」
「いッ…いた…ッ」
すっぽりと被った皮に指がかけられて、兵助はチリッとした痛みに眉をひそめた。
「ちょっと我慢しててね」
「っう…んっ、んぅ…ッ、んっ…」
「ほら、可愛らしいものが出てきたよ」
兵助の先っぽだけ剥くと、薄桃色の頭が出てくる。
ぷるんとしたそれは、自分の身体なのに初めて目にして、兵助は物珍しく自身を眺めた。
「…っひゃぁっ!!」
「ぷにぷにしてて弾力は良好だね」
男は二本の指で兵助の幼い性器を掴むと、くりくり先端を撫でる。
まだ穢れを知らない柔らかい頭をちょこちょこと指の腹で弄んだ。
「ぅっ…んッ、んっ…やぁっあッ…あっ…」
奇妙な感覚に、兵助は本能的に身を捩らしたが、がっちりと抑えこまれていて身動きひとつとれない。
くすぐったいようなむず痒いような感覚に、紺のハイソックスで包まれた足をピンと伸ばした。
「ふぁっ…あっ、あっ…はぁっ…ッ」
先端を執拗にいじられて、兵助の割れ目からぬるっとした液が出てくる。
男はその液を兵助の先端全体に塗りつけつつ、指を少し浮かして、滑らかに指の腹が動く感触を楽しんだ。
「兵助くんはあっという間に濡らして悪い子だね」
「ひゃあっ、あっ…ぁんっ、んっ、んぅッ…!」
目を固くつむってぴくぴくと全身を震わせる兵助に、男は満足そうに目を細める。
「ひっ…ぅッ、やだぁ…ッ、触らないで…っ」
「ほら、見てみなさい。兵助くんのおちんちんから液体が出てきたよ」
「やぁっ…、ぁっあッ、からだっ…おかしくなっちゃ…ッ…」
兵助は医師の首にしがみつきながら、どうしていいか分からない感覚に戸惑った。
「こんなに早く垂れ流すなんて治療が必要だね」
「せ、先生、それは…」
「これは鍼治療だよ」
医師が取り出した細長い鋭利な物体に、竹谷は顔を強ばらせた。
「ま、まさかそれを兵助に…」
「治療の一貫だから安心しなさい。血も出ないし、昔はよくこれを病を治すのに使ったんだよ」
医師は小刻みに波打つ兵助の性器を握って固定すると、精道にぷつりと鍼を突き刺した。
「ひぅッッッ!!」
「兵助っ、大丈夫か!?」
「痛いッ、痛いよぉっ!!やぁっ…抜いてよぉッ…!」
細いとはいえ、狭い精道に鍼が押し込まれて、兵助は痛みにジタバタと身体を捩らす。
無理やり冷たい物質で管を開かされて、ひくひくと兵助の腿が痙攣した。
「ちょっとチクッと痛みするけど、初めだけだからね。良い子だから我慢してるんだよ」
泣きまじりの兵助を宥めながら、医師が二本目の鍼を持つ。
男は今度は直接兵助の性器に細い鍼を突き刺した。
剥いたばかりの敏感なところに刺されて、兵助は喉を仰け反らす。
「ひッ…!!いやあッッ!」
一際大きく兵助が泣き叫ぶ兵助に、八左ヱ門も椅子を立って兵助に駆け寄った。
「痛いよぉっっ…ひっく、なんでこんなことするのぉッ…!!」
「治療だからね。いい子だから我慢しなさい」
「やぁっ、ああっ、はっちゃん…ッ、助けてよぉっ…」
「兵助…」
涙をたっぷり浮かべた瞳で、兵助は目の前の八左ヱ門に縋りつく。
八左ヱ門はどうするのが一番兵助のためになるのか分からず、ただ兵助の前に立っているしかできなかった。
その間にも、医師は鍼の本数を増やし、兵助の小さな性器に次々と刺していった。
「ッひゃんっ!!」
「…ッ…」
「あぅ…ッ!!!」
つぷりとつぷりと鍼が兵助の柔らかい性器に突き刺さる。
鍼が刺さるとき、びくんと身体を跳ねさせて萎縮する兵助が見ていられなくて、竹谷は厳しく眉を顰める。
「兵助…ッ、辛いだろうけど頑張れよ。手繋いでやるからさ」
「ひっく…、あぁッ、あぅっっ、ぅっ…」
痛がる兵助に、八左ヱ門は自分まで苦しくなりながら、兵助の手をぎゅっと握りしめた。
「え…っ」
びちゃりと濡れた感触を尻に感じて、兵助は赤くなった瞳で後ろを振り返る。
兵助の甘く泣き叫ぶ声に、男はゾクゾクとむせあがるものを抑えきれなかったのだ。
チャックを寛げた前から、男の青臭い精が放たれて兵助の下肢を汚した。
「生理現象だから気にすることはないよ」
はぁはぁと息を荒くした男が、欲情を押し込めた声で兵助をあやす。
「兵助くんもそろそろ出しておいた方がいいね。我慢は身体によくない」
男は兵助の精道に刺していた針をゆっくりと上下に動かし始めた。
「ひゃあっ!!あッ、やぁああっ…!」
狭い管内から緩やかな刺激が湧きおこる。
敏感な内部を弄られて、兵助の未熟な身体はあっけなく絶頂を迎えた。
「はぁっ…っ、あっ、はぁっ…」
精通を迎えた兵助は、全身の生気が吸い取られたかのようなダルさにぐったりとしていた。
医師の胸に身体を預け、まだ冷めやらぬ余韻に熱い息をつく。
そんな兵助に、竹谷は険しい顔を深めた。
「先生、兵助が苦しそうですが…熱あるんじゃないでしょうか?」
「そうだね。これは対処して置いた方がいいね」
確かここに…、と男は引き出しを漁り、薬を取り出す。
「八左ヱ門くん、兵助くんに薬をあげて」
「は、はいっ」
名指しされて、八左ヱ門はぴんと背筋を正した。
「水取ってきます!」
「水はいらないよ」
「…?」
「座薬だからね。大人用だからちょっと大きいかもしれないけど」
「ぁっ…はぁっ、はぁ…ッ…や…っ…」
兵助の足は医師によってかかげられ、開脚を余議なくされていた。
兵助の秘められたピンクの窄まりが八左ヱ門の目前に余すとこなく晒される。
真剣そのものの八左ヱ門の視線があてられて、兵助は恥ずかしくて赤い顔をさらに赤らめた。
「せ、先生。兵助がさっきより苦しそうです…っ」
「早く座薬を入れてあげなさい」
「分かりました」
熱のこもった息をつく兵助を早く治してあげたくて、八左ヱ門は何の疑いをいだくこともなく、薬をパッキンから出す。
兵助に痛い想いをさせないようにしようと、八左ヱ門はゆっくりと兵助のアナルにさし挿れた。
八左ヱ門の視線にひくつく兵助の後孔は流暢に座薬を飲み込まず、ポロリと滑って床に落ちる。
「ぅ~ん…」
八左ヱ門は今度は力を入れて、少し強引に押し込もうとする。
半分までは挿れることができたが、兵助が独特の圧迫感に、下肢に力を込めて吐き出してきた。
「ひぅっ!はっちゃ…っ無理ッ、そんなおっきいの入らないよぉ…ッ」
「先生、うまく入らないのですが…」
「兵助くんの入り口を舐めて、緩めてあげなさい」
医師の言葉通り、八左ヱ門は兵助の秘部に唇を寄せると、淡い色の蕾をぺろりと舐めた。
「ひゃあっ!!やぁッ…はっちゃんっ!そんなとこ舐めないでよぉっ、汚いよぉ…ッ!!」
「兵助を治すためなんだから別にこのくらいなんでもないよ」
「やだっ、やめてよ…ッ、あぅっ!!ぁっ、はぁっ…」
「そうだ、八左ヱ門くんは上手だな。このまま兵助くんのあそこを舐めてあげなさい」
「はい」
「ッぅ…っ、やぁっ…はっちゃん…っ、やめてよぉ…ッ」
医師の手で左右に開かれた兵助の双丘に顔うずめ、八左ヱ門は懸命に舌を動かす。
ぴちゃぴちゃと唾液の音が信じられない場所から響いて、兵助は涙の溜まった瞳をぎゅっと瞑った。
「あぁっ、あっ、だめッ…おかしくなっちゃ…っ」
与えられる生ぬるい刺激に、兵助の小さい性器がふるふると震える。
芯をもってきた兵助の性器に、医師は兵助の精道に突き刺したままの針をくちゅりと動かした。
「ひゃんっ!!あっあっ…はぁっ、あッ…」
「気持ちよくなってきたかい?」
「はぁッあっ、ぃや…っ、おちんちんっ…触らないでッ…」
小さく開いた口端から垂れてきた兵助の唾液を、男は満足気に舌先で絡めとる。
とろけそうな表情で喘ぐ兵助に、予想以上に良い拾いものをしたと頬を緩めた。
「やあぁッ!あぁっ、んっ…んぅッ…!」
前の抱擁に意識を奪われていた兵助だったが、身体のなかにぬるっとした感触を感じてぴくんと大きく揺れる。
八左ヱ門がもっと兵助をほぐしてあげようと、秘部のなかに舌を入れてきたのだ。
柔らかい粘膜をざらりとした舌で撫でられて、兵助は甘ったるい声を張り上げた。
「やだぁっ、はっちゃんッ、ひゃぁっ、あっあ…ッ」
「んっ、ん…っ、兵助…ッ」
「八左ヱ門くん。そのくらいで大丈夫かな」
「っん…はいッ」
「お薬入れてあげて」
竹谷は医師に言われるまま、自分の小指の先くらいの大きさの座薬を再び兵助の秘部へあてがう。
濡れそぼったそこは、今度はすんなりと飲み込んでいった。
「良かった…っ、ちゃんと入った」
「八左ヱ門くんが慣らしてあげたおかげだよ」
「っ…やだっ、気持ち悪い…ッ」
圧迫感はなくなったとはいえ、異物を感じることには変わりはない。
気持ち悪さに、兵助は薬を排出しようとした。
「こらっ、兵助出しちゃダメだろ」
「だ…だって、気持ち悪いよぉっ…ひゃんッ」
兵助のなかから押し出されてきた座薬を、指で竹谷がぐいっと押し込む。
押せば飲み込むが、すぐにそれはまた穴から出てきた。
「困ったなぁ…」
「そういうときはね。いい方法があるよ」
幸い八左ヱ門くんも準備はいいみたいだし、と医師が言う。
「ズボンを脱いでごらん」
「は、はい」
言われるままに八左ヱ門はズボンを脱ぐ。
すでに主張をしている自身がぼろりと飛び出した。
「八左ヱ門くんのおちんちんを兵助くんのなかに挿れて栓をしてあげなさい」
「これをですか?!でもこんなの挿れたら兵助痛がるんじゃ…」
「治すためにはそうするしかないんだよ。それにこの方が早く溶けて治りも早くなるんだ」
「…分かりました。兵助、ちょっと我慢してな」
「え……ぃっやああッ!ひぅッッ、ああぁっ!!」
お尻が壊れてしまうかと思うくらい鋭い重力が兵助の下肢にかかる。
突然の負荷に、兵助は目を見開いて鈍痛を訴えた。
「はっ、はっちゃっ…ひゃぁっッあっ、くるしいよぉッ…!」
「兵助くん力を抜いて。深呼吸してごらん」
「はあっ、はッ…ひ…ぅッ、はぁっ、はぁ…っ」
「っ…兵助ッ…」
本能的なものだった。
まだ息を落ち着かせている兵助に無体はしてはいけない、そう頭では分かっていたのに、八左ヱ門は兵助の腿に手を添えて腰を打ち付けていた。
「ああぁッ!!あっ、はぁッ…はっ…ちゃっっ…ん…ッ、あぁっあっ…!!」
がくがくと兵助は欲に染められた八左ヱ門に揺さぶられる。
体内を突きあげる八左ヱ門の熱さに、兵助は頭の芯までとろけそうな感覚がした。
「ッ…兵助、そんなに締め付けたらッ、出ちゃう…っ」
「だっ…てッ、あぁっあっ、ぁんっっ、んッ…!」
「兵助くんのなかに出してあげなさい」
「は…いっ…」
「やああっ、あついよぉッ!!ひゃぁぅんっっ!!」
兵助のなかに我慢できなかった八左ヱ門が、びゅくびゅくと勢いよく飛沫を注ぐ。
お腹のなかに広がっていく生暖かい液体に、兵助も二度目の精を放った。
「二人ともよくできたね」
重なって脱力した兵助と八左ヱ門を、医師は良い子良い子と頭を撫でる。
半分意識の飛んでいる兵助を男は抱え直すと、ぎちぎちに張りつめた自身を兵助の秘部に添えた。
「お薬ちゃんと兵助くんのなかに入ったかな?念のために先生も兵助くんのなかに挿れてあげるね」
数年後―
「はぁ…っ、んっ、ぅ…っ…」
「兵助、大丈夫か?」
「だ…いじょぶ…ッ、移しちゃうから…っ、はぁっ…、はちは向こう行ってて…っ…」
「どうしてこんな時に限っておばさん達いないんだよ~!」
小学校にあがってからも、八左ヱ門と兵助はいつも一緒にいた。
その日も放課後、八左ヱ門は兵助と遊んでいた。
しかし今日は兵助の様子がおかしかった。顔を上気させ、だるそうに兵助は熱い息を吐いている。
八左ヱ門がぐっしょりと汗が滴る兵助の額に手をやると、かなりの熱をもっていた。
「どうしよう…どうすればいいんだよ…っ」
はぁはぁ、と辛そうに息を吐く兵助に、八左ヱ門はオロオロとする。
学校からなんとか家まで運んだが、こういう時に限って、兵助の家族は不在だった。
熱にうなされる兵助の様子に、竹谷は頭を必死で回転させる。
「…そうだ!」
そういえば幼稚園の頃、兵助を連れていった病院で熱を鎮める治療をしていた。
これだ、と思い八左ヱ門は急いで薬を探しに行った。
「待ってろ、兵助。いま楽にさせてやるからな」
了
※竹谷、中学生時
※クラスメイトの鉢屋くんが風邪をひきました
「そんな薄着してっから風邪ひくんだよ」
「う…るせぇ…っ」
「ほら、大人しくしてろ。今薬取ってきてやるから」
「…食器棚の引き出しに入ってる…」
竹谷に担がれるようにして、熱のある三郎は家路へと着いた。
ベッドに横になると、気が抜けたようで、更に頭が重くなった気がする。
三郎は熱で朦朧とする意識の中で、竹谷に薬の居場所を伝えた。
「三郎、お前ん家風邪薬ねぇじゃねえか」
「…はぁっ…はぁっ…、たし…か…買い置きしてあった筈だけど…」
「なかったぞ。仕方ねぇからひとっ走りして買ってきた」
「…悪いな」
「ほら、いま入れてやっから」
「ああ…って竹谷なにズボン下ろそうとしてんだよ!」
「だって下ろさねぇと挿れられねーじゃんか」
竹谷が手に持っているものに、三郎は虚ろだった目を見開いた。
「ば…ッッ!!お前なんで座薬買ってくんだよ!普通飲み薬だろ!?」
「え?おれいつもこれ使うけど」
最もおれは風邪ひくことねーから兵助にだけど、と竹谷が付け加える。
「ふざけんな!座薬なんて挿れられるかッ!家に飲み薬あるからそれ持って来いよ!」
「なんだよ人がせっかく走って買ってきてやったのに…!いいからこれ使えよ」
「やめろよっ、抑えつけんな…ッ!」
座薬を挿れようとしてくる竹谷を、渾身の力で三郎が押し返す。
しかしすぐに力が抜けて、三郎はベッドに倒れこんだ。
「ぅッ…はぁっ、はぁっ…、怒鳴ったりしたから頭さらに痛くなった…っ」
「ほらみろ。病人は大人しくしておけ」
ぜいぜいと悪化している三郎を、竹谷はきちんと寝かせてやる。
重い身体を動かすことができなくて、三郎は恨めしく竹谷を睨んだ。
「覚えてろよ…ッ」
「人が親切にしてやってんのに。三郎かわいくねーな」
「ぅっ…」
ズボンと下着を竹谷に下ろされて、三郎は恥ずかしくなって横を向く。
竹谷はそんな三郎を気にすることもなく、三郎の片足を持ち上げて、秘部を曝した。
「っもうお嫁にいけない…ッ」
「ごちゃごちゃうっせー奴だな」
「っん…ッ」
ツプリと座薬が三郎のなかに押し込まれる。
三郎は奇妙な異物感に顔を歪めた。
「竹谷っ、もう済んだんだから早く足下ろせよッ」
「…?まだだろ。ちゃんと奥まで入れてやんねぇと」
「え…?」
ちょっと待ってろ、と竹谷が自身を取り出して上下に扱きだす。
「…お前…なにやってんの…?」
「準備してやってんだろ。見て分かんねぇ?」
「分っかんねぇよ!準備ってなんの…」
「これ」
まだ完全には硬さをもっていないが、張りつめてきたものを三郎の秘部に押しつける。
「ひッ…!!」
「まだ半勃ちだけどいけるかな。三郎、力抜いてろよ」
「や、やめろよ…ッ!竹谷待てって、なぁっ!」
「挿れっぞー」
「待っ…あぁあッッ!!いッ…やぁっ、あっ、たけ…やッ、っな…にすんだよ…ッ!!」
「奥までしっかり薬入れてやってんだろ」
「い…みっ、分かんね…ッ、ひゃあっっ!!」
まさか男に掘られる日が来ると思わなかった。
三郎は元気になったら絶対竹谷に突っ込んでやると、涙目になりながら心に誓った。
了
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