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作法VS会計(作法×文)

作法×文次郎



予算会議を数日後に控え、会計委員会では徹夜の日々が続いていた。
一人二人とダウンしていき、現在部屋に残っているのは会計委員長の文次郎と、四年の三木ヱ門だけだった。
目の下のクマをいっそう濃くしながら、帳簿に向かっていた文次郎だったが、廊下に気配を感じて顔を上げた。


「失礼します」

がらりと襖を開けて目に飛び込んできたのは作法委員会の面々だった。

「作法委員長から接待を仰せつけられてきました」
「は?!」

四人とも髪を下ろした白い寝間着姿で、深々と畳の淵に手をつき頭を下げる。
文次郎は耳を疑ったが、どうみても厭な予感しかしなくて素っ気なくあしらった。

「いま忙しいんだ。また今度にしろ」
「いえ、引くわけには参りませんので…」

喜八郎達は問答無用で部屋へ立ち入ると文次郎の腕を掴む。

「会計委員長に触るな!」
「お前に用はない」

喚く三木エ門をよそ眼に、文次郎を拘束しようとしたが、身代りの術でするりとかわされた。

「…あれ…」

いくら徹夜続きでいつもより弱まっているとはいえ、六年生であり学年一忍者している男である。
その肩書は伊達ではなく、四人がかりでも敵わなかった。

「ふん、これしきで俺に挑んできたのか。…ッ!?」

自信たっぷりに言い放った文次郎だが、飛んできた縄に足を取られた。

「文次郎一人くらい押さえつけられなくてどうする」
「っ仙蔵!」

慌てて身体を捩るが、動けば動くほど縄は絡まっていくようで、すっかり足の身動きが取れなくなった。
その隙に腕も兵太夫達によって上体に巻きつけられる。

「くっ…外せッ…」
「そう簡単に縄抜けはできまい」

なにせ作法で編み出した特殊な縛り方だからな、と高らかに仙蔵が告げる。

「潮江先輩!」
「そいつも押さえつけとけ」
「はい」

まさかの捕らえられた文次郎に、慌てて三木ヱ門が駆け寄ろうとするが、喜八郎によって文次郎同様に取り押さえられた。





「さて…」

くるりと仙蔵が向き直り文次郎を見下ろす。

「いい格好だな文次郎」
「何の真似だ!外せ!」
「ちょっとした交渉だよ」
「予算はやらんぞ!」
「そう簡単にもらえるとも思っていないさ」

仙蔵の余裕ぶりに一瞬怯みそうになった文次郎だったが、すぐに気を持ち直し負けじと睨み返した。

「そう気張るなよ」
「…ひぐぅッ!?」

仙蔵の足が文次郎の急所を直撃する。

「っう…いっ…やめろッ!!何をするんだッ!」
「接待だよ。会計委員長様に気持ち良くなってもらおうと思ってな」
「ふざけるなっ…あぅッ…、痛ッ…やめ…っ」

上から足の裏でぐりぐりと押されて下肢に鋭い痛みが広がる。
しかし時折摩ったりごねたりする仙蔵の絶妙な足づかいに、性器は次第に硬さを帯びてきた。
仙蔵は文次郎の反応を鼻で笑うと、その様を見ていた後輩達へ声をかけた。

「お前達も文次郎を気持ち良くしてやれ」
「はい」

作法の面々が一斉に文次郎の性器を足先で刺激する。

「うっ…やめ…ろッ…、あっ…ッぅ…」
「M次郎は踏まれるのが好きだからな。もっと強く踏んでやれ」
「ふざけるな!!後輩に変なことを吹き込むな!…あぐッ!!」

兵太夫の右足が容赦なく急所を踏みつぶす。
先輩相手とは思えない遠慮のない強い圧力がのし掛かり文次郎は低く呻いた。

「ひぐぅッ、うっ…、うッ」
「伝七、藤内。力が足らないのではないのか?」
「は、はい…」
「…はい…」

兵太夫とは裏腹に、少し控え目がちに伝七と籐内が踏む。
その拙さがかえって、純情な子に足蹴にされているという事実を強調して背徳感をいだくとともに、穢しているという妙な支配感に襲われ、かつてないほどの快感が全身を伝わった。

「踏まれて勃つとはとんだ変態だなM次郎」
「ッう…」

言い返したかったが、実際ビンビンに張りつめてきてしまったのは確かであり、文次郎は悔しさに唇を噛み締めた。




「脱がせ」

仙蔵の一言で袴と下帯が取り払われる。
上を向いたイツモツが晒されて、居たたまれなくて文次郎は顔を背けた。

「っ…随分と重いな」

仙蔵は机に置いたままだった文次郎の10キロ算盤を手に持つ。

「…何する気だ」
「お前のお気に入りで可愛がってやる」
「いっ…ああッ、やめろ…ッ!」

文次郎の昂ぶった中心に算盤が当てられる。
じゃりじゃりと珠が筋裏を刺激し、文次郎は嬌声を張り上げた。

「やっ…ぁあっ、あっあ…ひッ…」

固い珠は薄い皮膚に擦れて痛みを伴ったが、今の文次郎にはそれすらも淫靡な刺激となって感じてしまい、先端から液を垂れ流した。

「おい溢れてきたぞ」
「…っ…んッ…っう…」
「なんだ無機物でもいいのか?節操がないな」
「潮江先輩…」
「うっ…田村…」

思わず快楽に流されそうになった文次郎だったが、三木ヱ門が漏らした声にはっと我に返る。
三木ヱ門はいつもの鬼の会計委員長とはとても似つかない有様に、蒼然と文次郎達を眺めた。

「これ以上田村に醜態を晒すか?どうする?素直に予算をよこすか?」

勝ち誇ったように仙蔵が言い放つ。




「っ…ふざけるなッ…」

やられっぱなしで終わるわけにはいかない。
ひっそりと左手だけ縄抜けに成功した文次郎が、傍にいた伝七の足をがしっと掴んだ。

「わっ…!」

体制を崩して伝七が尻もちをつく。
文次郎はそのまま伝七を引き寄せると、腰に腕を回し、下帯を力任せに横にズラした。
伝七が起き上がる前に自らの猛勃っている肉棒の上に細い身体を落とす。

「ひっ、やあああッ!!」
「っ…きついな」
「やっあ、あっ…あぅっ…ッ」
「伝七っ!」
「文次郎…ッ!うちの可愛い後輩にお前の汚いものを挿れるとは…最低だなこの犯罪者ッ見損なったぞ!」
「お前らの方がよっぽどえげつねぇだろ!!」

慌てて籐内と兵太夫が伝七を文次郎から引き離す。
伝七は突然のことにびっくりして目を見開きながら高まった鼓動を落ち着かせた。


「そんなお前にはこれをくれてやる」

仙蔵は文次郎を睨みつけると、懐から鍵穴付きの小さなリングを取り出した。

「兵太夫特製の代物だ」
「い…ッ」

文次郎の性器の根元にバチンと嵌める。
性器が握り潰されるようなきつさに、文次郎は左手で早急に外そうと試みたがびくともしない。
自身は昂ぶっているままだというのに、これでは射精をすることもできず、堰き止められた行き場のない精がどくどくと狭い尿道を駆け巡っていた。

仙蔵は苦しそうな文次郎を目に留めるとすっと立ち上がった。

「よし帰るぞ」
「はい」
「待てッ!外していけ!!」
「外して欲しければ予算をよこすんだな」
「…っ…」

不敵な笑みを残し、仙蔵達は部屋を後にした。












翌日、文次郎は真っ先に保健室へ駆け込んだ。

「くっ…伊作…」
「文次郎?!どうしたの!!?」
「……が…」
「え?なに?」
「…股間が…破裂…しそう…で…」
「えぇ!?」
「ちょっと…見てくんねぇか…」
「えッ…いや…流石に僕でも文次郎のちんこは見たくないっていうか…」
「っ…そう言うな!こっちだってくそ恥ずかしい想いして頼んでんだぞ!!」
「う…わ、分かったよ…」

文次郎の気迫に負けて伊作が渋々頷く。
腰紐と下帯を解くと、すっかりガチガチになった性器が綻び出た。
吐きどころのない精が溜まっているだけでなく、血の巡りも悪いそこは、異様な膨らみと血色の悪さを合わせ持っていた。
根元部分の皮膚が寄って皺になっているのが妙に痛々しい。

「うわぁ…」

想像以上のものに、伊作も思わず驚嘆の声を漏らす。

「仙蔵…かな」
「そうだ。あんのドS野郎…ッ」
「これは早く謝るなりした方が良いね。腐って使い物にならなくなるかもよ」
「腐っ…」

伊作から告げられた言葉に息を飲んだ文次郎だったが、今の状態に強ち間違っている感じもせず、愕然と項垂れた。

「っ…作法の言いなりになるしかねぇのか…」
「その輪っかは外せないの?」
「駄目だ。びくともしねぇ。無理やり外そうとしても皮膚が引き攣られて張り裂けそうだ」
「そっか…仕方ないね」
「ああ…。伊作悪かったな」

諦めて仙蔵のもとへ行こうと文次郎が腰を上げる。
下帯を捲くだけで痛みを伴う下肢に限界だった。
我ながら鍛錬が足りなすぎるが、場所が場所だけに鍛えようがない処をついてくるとは一杯食わされた感が否めない。


「あ、待って」

「皆見たよね」
「「「はい!」」」
「!?」

どこに隠れていたのか、伊作の声でタンスの陰や襖から保健委員の面々が顔を出す。




「今のこと言い振らされたくなかったら保健の予算も宜しくね」




いつになく容赦ない予算合戦に、文次郎は立ち眩みがして頭を抱えた。



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